【第54回】 自身が妙法の当体と決めよ (2019.2.7)

妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず麤法(そほう)なり  (一生成仏抄、383ページ)
 
(通解)
妙法蓮華経と唱え持つといっても、もし自身の心の外に法があると思うならば、それは全く妙法ではなく、粗雑な法である。
 
同志への指針
環境や人のせいにしたり、愚痴ばかりこぼすのは、「己心の外」に法を求める生き方だ。
戸田先生は、「自分自身が南無妙法蓮華経だと決めることだ!」と言われた。
わが生命が妙法の当体である。無限の智慧と力が涌現しないわけがない。
そう確信して題目を唱える中で、諸天善神もいやまして働くのだ。
ここに、幸福をつかむ信心の要諦がある。