【第64回】 題目の利剣で魔を打ち破れ (2019.4.10)

日蓮智者に非ずと雖も第六天の魔王・我が身に入らんとするに兼ての用心深ければ身によせつけず(最蓮房御返事、1340ページ)

 
(通解)

日蓮は智者ではないけれども、第六天の魔王が、私の身に入ろうとしても、かねてからの用心が深いので身に寄せ付けない。

 

同志への指針

人々の生命力を奪い、不幸に陥れる魔の働きは、あらゆる姿をとって心の隙に忍び寄る。

御本仏が御自ら、断じて寄せ付けぬ深き用心を示してくださった。

こちらが臆すれば、魔は増長して付け入る。魔と見破り、“さあ来い!”と題目の利剣で迎え撃てば退散するのだ。
競い起こる障魔を痛快に打ち破り、月月・日日に強く弛まず境涯を開きゆこう!