【第14回】 英知を磨くは何のため (2017.4.19)


民衆とともに!民衆のために
 
 結成60周年の春、わが英才(えいさい)の男女学生部が、新入生を迎え、 一段と清新(せいしん)な光を故つている。 日蓮大聖人は仰せられた。
 「本(もと)より学文(がくもん)し候し事は仏教をきはめて仏になり恩ある人をも・たすけんと思ふ」(同8913 ページ)
この御心に真っ直(す)ぐ連(つら)なるのが、我ら創価の学徒(がくと)である。
「英知を磨(みが)くは何のため」。 その目的観の深さが、青春の真価を決める。
創価という最も気高い民衆の大地で、世界一の生命尊厳の大哲理を探究(たんきゅう)し、実践しゆく一日一日が、いかに尊(とうと)いか。
父母への報恩(ほうおん)のため、世界の民衆の幸福のために、「行学の二道」に励(はげ)みゆけ!
 
郷土に「幸福と平和の都」を
 
熊本地震から1年。愛する熊本はじめ大九州の若人が、 試練(しれん)の坂を勝ち越え、世界も見つめる蘇生(そせい)の劇を飾(かざ)ってくれている。
御聖訓には、仰(おお)せである。
「此の御本尊全(まった)く余所(よそ)に求る事 なかれ,只我(ただわ)れ等(ら)衆生法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱(とな)うる胸中(きょうちゅう)の肉団(にくだん)におはしますなり、是(これ)を九識心王真如(くしきしんのうしんにょ)の都(みやこ)とは申すなり」(御書12441ページ)
仏の智慧(ちえ)も勇気も、わが胸中にある。それを引き出すのが、 信心の実践である。
自行化他(じぎょうけた)の題目を唱える時、 何ものにも崩(くず)れぬ「生命の都」を輝かせていける。その青年の連帯で、郷土に「幸福と平和の都(みやこ)」を創り広げていくのだ。