【第13回】 新出発の友に エールを (2017.4.5)

希望の一歩を朗らかに
 
さあ、新しい年度が始まった。 新入生の皆さん、新社会人の皆さん、おめでとう!
使命の天地で、フレッシュな挑戦を開始する皆さんこそ、 社会の希望の光源(こうげん)だ。
御聖訓には、「天晴(てんは)れぬれば地明(ちあきら)かなリ法華(ほっけ)を識(し)る者は世法(せほう)を得可(うべ)きか」(御書254ページ)と 仰せである。
太陽の仏法を持つ若人は、 勉学で、仕事で、勝利の光を赫々(かっかく)と放ってもらいたい。そのために、朝の勤行、唱題で、生命の旭日(きょくじつ)を昇(のぼ)らせゆくのだ。
先輩は、後輩を温かく励(はげ)まし、力を引き出していこう。自らも初心に立ち返り、新鮮(しんせん)な息吹(いぶき)で、向上と成長の共進を!
 
新出発の友にエールを
 
人と比(くら)べてどうかではない。
自分らしく今日も一歩前進だ。 青春は、皆、悩みに直面する。
スランプに陥(おちい)ることもある。その時は、信頼できる友や先輩に相談することだ。
「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」である。題目を唱えて、悩んだ分だけ、大きな境涯(きょうがい)を開くことができる。
「さあ、ここからだ!」と、 負けじ魂(たましい)を燃(もや)していくのだ。
 
日蓮大聖人は、若き南条時光(なんじょうときみつ)を、「しばらくの苦(く)こそ候とも・ついには・たのしかるべし」(同1565ページ)と励まされた。
苦闘(くとう)の先には、歓喜(かんき)の勝利が必ず必ず待(ま)っている。
ゆえに、何があっても朗(ほが)らかに、前へ前へと歩み抜(ぬ)くのだ。