2017-06-17から1日間の記事一覧

【第11回】 栄光の大広布城を築こう (2017.6.8)

偉大なる「死身弘法」の師父・牧口先生の生誕日に、懐かしい荒川文化会館を訪れることができた(6日)。 昭和53年3月にこの師弟城が完成し、私が真っ先に行ったのは、戸田先生の追善法要(4月1日)であり、牧口先生の生誕謝恩の勤行会(6月6日)であ…

【第17回 】 教学は最高の人間学 (2017.6.7)

世界一の生命哲学を学ぶ 「華陽姉妹(かようしまい)の月」6月。花の女子部のスクラムは、世界に広がり、輝(かがや)きを増(ま)している。 戸田先生は、「女性の世紀」をいち早く展望(てんぼう)されていた。 人類は「女性の幸福」に焦点(しょうてん)…

【第16回】 未来は行動で変えられる (2017.5.22)

さあ、対話を続けよう! 大歴史家トインビー博士と対談を開始したのは45年前。 生命の因果律を語り合った折、“次に起こす行動によって、未来は変えられる”と博士が強調されたことを思い起こす。 博士が私を信頼してくださったのも、行動の人間だからだ。 と…

【第14回】 英知を磨くは何のため (2017.4.19)

民衆とともに!民衆のために 結成60周年の春、わが英才(えいさい)の男女学生部が、新入生を迎え、 一段と清新(せいしん)な光を故つている。 日蓮大聖人は仰せられた。 「本(もと)より学文(がくもん)し候し事は仏教をきはめて仏になり恩ある人をも・た…

【第13回】 新出発の友に エールを (2017.4.5)

希望の一歩を朗らかに さあ、新しい年度が始まった。 新入生の皆さん、新社会人の皆さん、おめでとう! 使命の天地で、フレッシュな挑戦を開始する皆さんこそ、 社会の希望の光源(こうげん)だ。 御聖訓には、「天晴(てんは)れぬれば地明(ちあきら)かな…

小説「新・人間革命」 雄飛 三 2017年6月17日

山本伸一たち訪中団一行は、二十二日の午後、北京大学を訪問し、季羨林副学長らの歓迎を受けた。 同大学の臨湖軒で、創価大学との学術交流に関する議定書の調印が行われ、その際、北京大学から、伸一に名誉教授の称号授与の決定が伝えられた。 伸一は、謝意…

小説「新・人間革命」雄飛 2  2017年6月16日

22日午前、山本伸一たち訪中団は、北京市の中国歴史博物館で開催中の「周恩来総理展」を参観したあと、故・周総理の夫人で、全国人民代表大会常務委員会の副委員長等の要職を務める鄧穎超の招きを受け、中南海の自宅「西花庁」を訪れた。 彼女の案内で、海棠…

小説「新・人間革命」雄飛 1 2017年6月15日

北京は、うららかな陽光に包まれていた。空港の周囲に広がる、のどかな田園風景が、「北京の春」を感じさせた。 1980年(昭和55年)4月21日の午後2時半(現地時間)、山本伸一たち第5次訪中団一行は、北京の空港に到着した。 この訪中は、伸一が会長を辞任し…

小説「新・人間革命」 雌伏 68 2017年6月14日

戸田城聖の23回忌にあたる1980年(昭和55年)4月2日付の「聖教新聞」に、山本伸一の「恩師の23回忌に思う」と題する一文が掲載された。 そのなかで、彼は呼びかけた。 「広宣流布の前進を亡失したならば、宗開両祖の御精神に背くことになるのを深く恐れるの…

小説「新・人間革命」 雌伏 67 2017年6月13日

山本伸一は、十条潔をはじめ首脳幹部たちが、宗門僧らの学会攻撃など、諸問題の対応に神経をすり減らし、苦悩していることをよく知っていた。 しかし、学会の運営については、執行部に任せ、見守っていくしかなかった。 会長を辞任してから伸一は、毎月の本…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十六 2017年6月10日

山本伸一の会長辞任から、間もなく一年がたとうとしていた。 しかし、学会を取り巻く状況は、いまだ騒然としていた。 宗門として、学会に対する誹謗や中傷はやめ、檀徒づくりをしないと約束したにもかかわらず、若手僧の大多数は、それを無視した。 むしろ、…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十五 2017年6月9日

「それでは、一緒に勤行しましょう」 山本伸一は、「勇将グループ」のメンバーらと共に勤行し、皆の健康と一家の繁栄、目黒創価学会の勝利を真剣に祈念した。 その後、婦人部、女子部の幹部らと懇談した。 区の婦人部長からは、特に伸一の会長辞任後、激しさ…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十四 2017年6月8日

山本伸一は、勇将グループのメンバーと、目黒平和会館の階段で記念のカメラに納まった。 そして、目黒長の佐々井幸啓に言った。 「活動は明るく、はつらつと進めていくんだよ。みんな、ありのままでいいんです。 リーダーは、画一的に物事を進めるのではなく…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十三 2017年6月7日

山本伸一は、奄美のメンバーを見送ると、東京・世田谷区の功労の同志夫妻を訪ねた。 一家は、目黒区内で焼き鳥店を営んでおり、開店前のひととき、その店舗で懇談した。 彼は、集っていた家族の近況に耳を傾けながら、人生には幾つもの苦難の坂があり、信心…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十二 2017年6月6日

セミナー会場は、奄美の女子部の登場に沸き返った。 南海の島々で、喜々として信心に励む若きメンバーを目の当たりにして、参加者は新鮮な驚きを覚えたようだ。 彼女たちが奄美を詠った「島育ち」「月の白浜」の歌を披露すると、大拍手が起こった。 山本伸一…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十一 2017年6月5日

奄美の女子部の代表が、「先生! これは私たちの気持ちです!」と言って、沖永良部島のフリージアと、奄美大島の緋寒桜を、山本伸一に差し出した。 「ありがとう! 一足早い春の到来だね。百花繚乱の春は幸せの象徴だ。みんな も、必ず幸せになるんだよ。私…