【第16回】 未来は行動で変えられる (2017.5.22)

さあ、対話を続けよう!
大歴史家トインビー博士と対談を開始したのは45年前。
生命の因果律を語り合った折、“次に起こす行動によって、未来は変えられる”と博士が強調されたことを思い起こす。
博士が私を信頼してくださったのも、行動の人間だからだ。
とくに若い私に望まれたのは『対話』である。あらゆる差異を超えて、心と心を結び、人類を結束させていく語らいだ。
 
『世界に対話の旋風を!』
この博士との約束を、私は貫き通してきた。そして今、後継の君たち、貴女たちに託したい。
博士の座右の銘『さあ、仕事を続けよう(ラボムレス)』の如く、我らもまた、快活に対話を続けよう!
 
創価のメロスと走りゆけ
友情こそ、人生の宝である。信用こそ、青年の財産である。
メロスのように約束を守り、果たし抜く―これが友好を深め、信望を築く根本である。
戸田先生は、『相手が苦難の時こそ、友情の手を差し伸べよ!励ましの声をかけるのだ。断じて、変わらざる信義と誠実を貫け!』と語られた。
友のために祈り、行動した真心は、必ず通じていく。
広宣流布とは、相手を思い、誠意を積み重ねながら、人間共和の都をつくる戦いなのだ。
御聖訓には『意(こころ)が声とあらはる』〈御書 469p〉と仰せである。
友の心を揺さぶる希望の声を響かせ、勇気の力走を!