【第17回 】 教学は最高の人間学 (2017.6.7)

世界一の生命哲学を学ぶ
「華陽姉妹(かようしまい)の月」6月。花の女子部のスクラムは、世界に広がり、輝(かがや)きを増(ま)している。
戸田先生は、「女性の世紀」をいち早く展望(てんぼう)されていた。
人類は「女性の幸福」に焦点(しょうてん)を定(さだ)めて、歩みを変えていかねばならない。そのためにも、若き女性が確固(かっこ)たる哲学を持つことだ。いかなる宿命(しゅくめい)にも負(ま)けない、強き生命力を持つことだ。
そして、「女子部は教学で立て!」と訴(うった)えられたのである。
世界一の生命哲学を学ぶ青春は、最も明るく楽しい。その乙女(おとめ)の命には、最も正しく強い福智(ふくち)の花が咲(さ)き薫(かお)りゆくのだ。
ここに人類の希望がある。
 
華陽の青春に恐れなし
華陽会御書として学んでいる「千日尼御前御返事(せんにちあまごぜんごへんじ)」には、仰せである。「法華経は師子王(ししおう)の如(ごと)し一切の獣(けもの)の頂(いただ)きとす、法華経の師子王を持つ女人は一切の地獄(じごく)・餓鬼(がき)・畜生等(ちくしょうとう)の百獣(ひゃくじゅう)に恐(おそ)るる事なし」(1316ページ)
妙法を持つ女性は、どんな試練(しれん)も宿命(しゅくめい)も必ず打開(だかい)できると、御本仏が約束(やくそく)くださっている。
恐るるものなど断じてないのだ。苦難は、乗り越えるためにある。境涯(きょうがい)を開くためにある。
自身と水族の幸福を築くのも、目の前の悩める友を救うのも、貴女(あなた)の「勇気」から始まる。
日々、一行でも御書を拝(はい)し、朗々(ろうろう)と題目を唱え、賢(かしこ)く朗(ほが)らかに進んでくれ給え!