2014-04-27から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」 激闘30

激闘30 山本伸一の言葉には、確信と情熱がほとばしっていた。 「広宣流布の組織のなかで、自行化他(じぎょうけた)の実践を貫(つらぬ)き通してこそ、一生成仏も、宿命の転換も可能になるんです。だからこそ、大聖人は『日蓮が一門となりとをし給うべし…

小説「新・人間革命」 激闘29

激闘29 学会員は皆、崇高な地涌(じゆ)の使命をもち、日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)である広宣流布を実現するために、創価の旗のもとに集った尊き勇者である──なればこそ山本伸一は、いかなる試練が競(きそ)い起ころうが、一人たりとも、脱落させたくなか…

小説「新・人間革命」 激闘28

激闘28 5月13日、山本伸一は九州に飛んだ。 ”日本全国をくまなく回り、一人でも多くの同志と会って励まさねばならぬ!” 宗門の悪侶(あくりょ)による学会誹謗(ひぼう)に、苦しんでいる会員のことを思うと、伸一の胸は激しく痛むのであった。 鹿児島県の九州…

小説「新・人間革命」 激闘27

激闘27 山本伸一は、次のように話を結んだ。 「いかなる試練があろうとも、そのなかで苦労を重ね、同志を守り、仏道修行に励み抜いた人は、最後は必ず勝ちます。試練というのは、自分を磨(みが)き抜き、大きく飛躍していくためのものなんです。 皆さんは…

小説「新・人間革命」 激闘26

激闘26 練馬文化会館の開館記念勤行会で山本伸一は、各部合唱団による合唱などのあと、懇談的に話を進めていった。 そして、イギリス人の性格を表す一つの事例として、「1人でいる時は退屈してしまう。2人になるとスポーツをする。3人になるとわが偉大な祖…

小説「新・人間革命」 激闘25

激闘25 1978年(昭和53年)5月9日、練馬区の代表との懇談会で山本伸一は、参加者の報告に耳を傾けながら、今後の会館整備などについて語り合った。さらに彼は、この日、発足した女子部の「練馬女子生命哲学研究会」の第2期生とも懇談(こんだん)した。 「…

小説「新・人間革命」 激闘24

激闘24 林田清夫の、広宣流布への使命感、責任感は、人一倍強かった。しかし、自分が偉くなりたいなどという考えは全くなかった。ただ、どうやって皆に尽くし、皆の持ち味を生かしていくかに、心を砕(くだ)いてきた。 それこそが、学会のリーダーとして…

小説「新・人間革命」 激闘23

激闘23 信心を始めてから林田清夫は、いつの間にか、健康になっていた。また、弘教に挑戦し続けてきたなかで、人前で話すことが苦手だった内向的な性格も、次第に変わっていった。その変化に、林田本人よりも、周囲の人たちの方が最初に気づいていた。 彼…

小説「新・人間革命」 激闘22

激闘22 座談会で言われたことを、林田清夫は、直ちに実行に移した。 早速、座談会の帰りに、自転車店を営む友人の家を訪ね、こう切り出した。 「ぼくは、創価学会に入会しようと思っている。君も一緒に信心しないか」 友人は、怪訝(けげん)な顔で尋(た…

【第16回】  友情は「人間の心の宝」  (2014.4.27)

我ら創価家族の集いは、世界一、明るく、にぎやかだ。 入学、進級をされた未来部の皆さん! 新しい舞台で、希望に燃えて前進しよう! * * 今、桜前線が列島を北上しています。新生・東北の“福光桜”も開花し、いよいよ北海道も桜満開の時を迎えます。生命の…