きょうの聖教新聞  2008・10・20

★名字の言

▼「やっぱり手書きは迫力がありますね」。字には自信がなかったフリーライターの和田茂夫氏は、自筆のメモを見た編集者の一言に、ハッとした

▼パソコンなどの文字は、誰が打っても同じだ。しかし、手書きの文字に、一つとして同じ形はない。情熱をもって力を込めて書いたら、その人の心が現れる。さらにそれは、読む側にも伝わる(『「手書き」の力』PHPビジネス新書)

▼学生時代を思い出した。大学祭の準備を終え、深夜の帰宅。ドアの前に、手書きのメモを添えた缶コーヒーが置かれていた。「遅くまでお疲れさん」。口にすれば、たった一言。しかし、その一文字一文字から、暗がりでペンを走らせる先輩の姿が目に浮かび、胸が熱くなった

▼もちろん、「直接会う」ことが最良のコミュニケーション。しかし、暮らしの多様化などで、なかなか会えない友もいる。そんな時は、相手の勝利と幸福を願う、真心の一言を残しておきたい

▼池田名誉会長は、「苦労している人のことを、いつも念頭において幹部が行動すれば、広宣流布は今の十倍の広がりができる」と語っている。“この人を、断じて放っておくものか!”との強き祈りで書き記した文字は、必ずや、相手の心を開く“会話”となる。( 誼 )

★ブラジル サンビセンテ市から池田SGI会長に名誉市民証
 北中南米最古 500年の伝統の議会が決議
 
★わが友に贈る
 すべての勝利は
 自分に勝つことから!
 そのための信心だ。
 そのための師弟だ。
 勇気の行動を起こせ!

★今週のことば
 「臆病にては
 叶うべからず」
 信心とは勇気だ。
 堂々と恐れなく
 賢者の弁論を!