きょうの聖教新聞  2008・10・1

★名字の言

▼人生の正しき道は、どこにあるのか。日蓮大聖人は御書の中で父母・師匠・社会の恩を忘れない生き方を教えた(293ページ)。大聖人と同時代の13世紀に誕生したイタリアのダンテも『神曲』で、師弟の道に正義があることを描いた

▼ダンテの師弟について、戦時中、信念を貫き教壇を追われた経済学者の矢内原忠雄氏は言う。人が正しい道を追求するには、断崖絶壁を飛び降りるような危険を冒さなければならない時がある。たとえ、そのために命を失ったり、社会的地位を奪われても

▼その時、自分を抱えて一緒に飛び降りてくれる存在。それが師匠である、と(『ダンテ神曲講義』みすず書房、要旨)。弟子を命がけで護る師匠。その心にどう応えるか。弟子の一念が全てを決める

▼「師匠のため」。その一点に立つとき、弟子は師と一対一で結ばれる。その間に誰も入れない。ゆえに愚痴は言えない。責任転嫁もできない。師弟とは弟子の人間そのものを映す鏡と言えまいか

▼大聖人は「師弟相違せばなに事も成べからず」(御書900ページ)と。ならば、師弟不二の道を歩むとき、どれほどの偉業が成就できるか。人生を勝っていけるか。それを証明したのが創価三代の師弟である。そして、われら弟子の使命と責任である。( 進 )

★新時代第22回本部幹部会 広布第2幕第11回全国青年部幹部会
 学会創立80周年へ「青年・勝利の年」

★わが友に贈る
 さあ元気に出発だ!
 勇敢に
 朗らかに前進だ!
 正義の道を
 生き生きと!