きょうの聖教新聞  2008・10・3

★名字の言

▼分かりやすい例えや耳に残る語呂合わせ・・・テレビのコマーシャルや電車の中刷り広告は、見る人の心を引こうとする工夫に満ちている

▼「言葉」の持つ力は表現方法で大きく変わる。たとえば、石油などの液体の量を表現する際、よく用いられる「東京ドーム○杯分」という表記。「1億キロリットル」と無機質な数字を提示されるより、はるかにイメージがわきやすい

日蓮大聖人は、御書の随所で強く印象に残る表現を用いられている。一例を挙げれば「両火房」(1137ページ等)。聖僧の仮面をかぶりながら、陰で私利私欲を貪っていた極楽寺良寛を揶揄した言葉である。極楽寺を焼失。庇護を受けていた鎌倉幕府の御所でも火事が起きた。二度の火災と「りょうかん」という名を掛けているのだ

▼北条家の有力家臣として警察権力を握るなど、権勢を振るった平頼綱に対しては、「万民の手足為り」(171ページ)-あなたは万人の手足となって民のために仕えるべき立場である、と明快だ。大聖人が示された、あるべき為政者像は、700年の時を超えて現代人の心に響く

▼私たちも唱題で智慧をわかせ鋭い弁舌で一人一人の心を揺り動かしていきたい。英知の対話の積み重ねが必ず社会・地域を変えていく。( 明 )

★中国 福建農林大学が決定 池田名誉会長を名誉教授に
 通知書 国際的貢献を高く評価 中日友好の発展に尽力

★わが友に贈る
 広布の同志を
 心から大切に!
 そこの真の誠実と
 信心のリズムが。
 団結固く勝ち進め!