きょうの聖教新聞  2008・10・11

★名字の言

ノーベル物理学賞の3氏に続いて、ノーベル化学賞が日本人研究者に授与されることが決定。明るいニュースに列島が沸いた

▼受賞者に共通するのは、研究成果の発表から受賞するまでに長期の時間を要した点だ。物理学賞の南部陽一郎氏は1961年に発表した理論が、小林誠益川敏英氏は73年の論文が評価された

▼「理論を発表した当時は評価してもらえなかった」(小林氏)が、主張の正しさは後の実験によって次々と証明された。先見性に現実が追いついた結果といえよう

▼化学賞の下村脩氏は、緑色蛍光たんぱく質の解明のために、オワンクラゲを85万匹も採取したという。海に漂うクラゲを手作業で捕まえ、物質を精製するー気の遠くなるような地味な作業が、生命科学の研究に飛躍をもたらす大発見へとつながった

▼時代を変える偉業は、多くが地味なものだ。正当な評価を受けるのに数十年かかる場合もある。反対に安易に成し遂げられ、もてはやされた業績は、歴史の試練に耐えられず消え去ってしまうだろう

▼私たちの平和運動の根幹もまた、一人の友と会い、語るという労作業の連続だ。しかし、一人一人の共感と絆に基づくからこそ、連帯は強固なものとなる。我らは徹して信念の道を歩み抜きたい。( 駿 )

★世界広布原点の地 ハワイで3000人の大総会
 ホノルル市・郡 ハワイ郡が宣言 「ダイサク カネコ 平和大使の日」
 SGI会長夫妻の社会正義の行動を讃えて

★わが友に贈る
 対話第一!
 情熱第一!
 自身の信念を
 朗らかに語れ!
 さあ拡大の万波を!