きょうの聖教新聞  2008・10・12

★名字の言

釈尊と弟子たちが、スーラ地方に法を弘めていた時のこと(『四分律』)。飢饉のため、人々は苦しんでいた。釈尊たちも、やっと命をつなぐ毎日であった

▼弟子の一人が言った。「この地方の人々は飢えに苦しみ、方を弘めるどころではありません。ウッタラ・クル国なら食料は豊富です。地からある弟子たちを、彼の国に行かせてください。そうすれば、容易に法を広く弘めることができます」

釈尊は厳しく言った。「そういう考えはやめなさい。この地の人々の未来はどうなるのだ」。弟子は反省した。釈尊たちはスーラ地方に留まり続け、人々の支えとなった

▼何のために法を弘めるのか?人を幸福にするためだ。弘めにくいからと言って人を捨てて、ほかへ行っていいのか?釈尊の叱責は、宗教の本来の在り方を明示している。池田名誉会長がしばしば語るように、「人間のため」との指針こそが宗教の眼目だ。その一点に心を定めたからこそ、創価学会の今の隆盛がある

▼それは社会全般にも通じることだろう。「人間の幸福のための教育」「人間の幸福のための医療」「人間の幸福のための政治」-すべて「人間の幸福」を基準とする未来を目指して。きょうも、身近な「一人」との対話から始めたい。( 哉 )

★池田SGI会長 市立マニラ大学名誉人文学博士に
 マニラ市長(大学理事長)、学長が祝辞
 池田博士こそ 平和構築の英雄!人間主義の王者!
 第38回創大祭 第24回白鳥祭 始まる 

★わが友に贈る
 大激闘の中で
 生きて生き抜け!
 揺るがぬ実力を磨け!
 これが真の人生だ。