きょうの聖教新聞  2008・10・16

★名字の言

▼かつて、上野と青森を結んだJRの特急「はつかり」。運行開始は50年前の10月。東北新幹線が八戸まで開通した2002年まで、みちのくを走る続けた

▼「はつかり」の名は、渡り鳥の雁にちなんでいる。越冬のため、はるかな距離を渡り切らなくてはならない。それは、生き抜くため、幾多の苦難と闘う長途の旅ともいえよう。人生と言う旅も同じ

▼次期社長就任を目前に、不景気のあおりから家業が倒産してしまった男子部員。“進むも地獄、引くも地獄”と苦悶する彼のために、同志は祈り励ました。その友の姿が彼に勇気を与えた。「信心が敗れなければ、人生に負けることはない!」。再起を誓う情熱が買われ、今では同業者から新事業を任されるまでに

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に、こうある。「ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上り下りもみんなほうとうの幸福に近づく一あしずつですから」(集英社)。度重なる逆境に遭おうとも、前に進む。その一歩一歩の中に、本当の幸福がある

▼便りや知らせのことを「雁書」ともいう。祈り、励まし、勝利を待ってくれる尊い恩人に、朗報を届けたい。その一行を綴るための「不屈の一歩」を忘れまい。( 城 )

★中国 鄭州軽工業学院のイースタン国際美術学院  名誉会長夫妻に「終身名誉院長」「終身名誉顧問」

 名誉会長  非凡な智慧と対話で人類に貢献
 香峯子夫人 微笑を耀かせ平和の理想へ

★わが友に贈る
 皆が生き生きと 
 行動できるよう
 リーダーは
 心を尽くせ!
 全魂の励ましを!