2008年1月28日付 聖教新聞  広布第2幕 第5回 全国青年部幹部会での名誉会長のスピーチ

2008年1月28日付 聖教新聞
サントドミンゴ自治大学「名誉博士号」授与式
広布第2幕 第5回 全国青年部幹部会での名誉会長のスピーチ

わが生命は天空よりも広大! 希望に燃えて青年の大連帯を

レイナ総長ご一家の信念の闘争を尊敬
偉大なる母と子の勝利劇
受け継がれる「革命精神の炎」は赤々と

一、きょうは、中米ドミニカ共和国から、大切なお客さまをお迎えし、盛大に式典を開催することができました。
 大変にありがとうございます(大拍手)。
 カリブ海宝石の国ドミニカ共和国の誇る大思想家ペドロ・エンリケス・ウレニャは叫びました。
 彼は、創価教育の父、牧口常三郎初代会長と同時代を生き、幾多の青年を育てた教育者です。
 「未来を信ずること。
 それは、健全にして気高き青年の信条である。
 これこそ、我らの勝利の旗印とすべきなのだ」と。
 私の大好きな言葉の一つです。
 きょうは、限りなき未来へ、晴れ晴れと「勝利の旗」を掲げゆく、新春の全国青年部幹部会、まことに、おめでとう!(大拍手)
 青年が元気で、私はうれしい!
 青年がいるところは、未来が開ける。未来に勝てる。
 反対に、青年を育てない、子どもを育てない、その国、その団体は、衰亡していく。当然の道理です。

 人に尽くす! 常に勝利を!
 一、英雄の定めとは、いったい、何か?
 この貴国の思想家は、語っています。
 それは、常に人々に献身することであり、そして常に勝利することである、と。
 人に尽くす。そして、常に勝利する。
 学会精神と同じ、仏法の方程式と同じです。
 この言葉を、雄々しき「創価の英雄」たる「ヤング男子部」の諸君、そして、清々しき「広宣流布の花」である「白蓮グループ」の皆さんに、私は贈りたい。
 いつも、本当にご苦労さまです!(大拍手)
 また「芸術部」の皆さんも、ご多忙のところ、ありがとう!(大拍手)

 勝負はこれから
 一、きょうは、中等部、高等部の代表も参加してくれました。
 中等部の皆さん!
 〈会場から「ハイ」と元気よく返事が〉
 よく来られたね。
 高等部の皆さん!
 〈同じく「ハイ」と元気よく返事が〉
 ご苦労さま!
 親孝行している人?
 〈「ハイ」と勢いよく返事が〉
 すごいね、親御さんに電報を打って聞いてみよう(爆笑)。
 成績の良い人?
 〈「ハイ」と力強く返事が〉
 あとで、通信簿を見せてください(爆笑)。
 手が挙がらなかった人もいましたが、先は長いよ。戦いは、これからです。
 戦いなさい。みんな、力を持っているのだから。
 努力して、努力して、何でもいい、何かで一番になるのです。
 「優秀だ」と言われるものを残すのです。
 お父さんも喜び、お母さんも喜び、社会にあっても、「どうだ!」と胸を張れる、立派に光っていく人になってもらいたいのです。
 いつも皆さんの勝利を祈っています。
 いつまでも皆さんを見守っていきます。
 頑張れ!(大拍手)
 〈代表して2人の男女の未来部員を壇上に招き、激励した〉

親孝行博士に!!
勉学は戦い! 努力で光れ

 言葉は力! 
 一、皆さんは、親孝行の人であってください。
 この場で皆さんが、いい返事をしているように、お父さん、お母さんの前でも、「ハイ!」と返事をすること。
 それを、きょうはお願いしたい。
 ここでは返事ができて、お父さん、お母さんの前では返事をしない。イヤな顔をする。
 それは偽善です。親も自分も不幸です。
 皆さんの声には、すごい力がある。言葉一つで、人に大きな喜びを贈ることもできるのです。
 「お父さん、風邪がはやっているけど、大丈夫?」
 「お母さん、きょうは私が、ご飯の支度を手伝うから、安心して」
 たとえば、皆さんからこのように言われれば、お父さん、お母さんは、涙が出るはどうれしいし、皆さんだって気持ちがいい。
 皆さんにも何かと不満はあるだろうが、お父さん、お母さんも、苦しみながら生きている。
 そのなかで、君たちを立派にしたいと頑張っている。その心が分かる皆さんであってください。
 ともあれ、言葉が大事です。心を働かせ、智慧を使うのです。
 学会の世界も、そのことを忘れてはいけない。
 一、SGI(創価学会インタナショナル)は、人間主義の団体です。一切は、人間で決まる。人間によってこそ、平和と文化の創造ができる。
 その人間自身を、強く豊かにしていく「希望の源泉」、そして、不幸な人も、大変な人も、大政治家も、大文化人も、だれ人たりとも分け隔てなく照らしゆく「太陽の仏法」──それが、日蓮大聖人の平等大慧の法なのです。
 日蓮の「日」の字は、太陽です。
 また、「蓮」の字は、蓮華です。
 泥沼のなかで清らかな花を咲かせる蓮華のごとく、いかなる環境にあっても、決して負けないで、勝利の花、幸福の花を咲かせていく。その姿を象徴しています。
 また蓮華の花(原因)と実(結実)が同時に成長することから、「因果倶時」を表すとも拝せます。原因も結果も、ともに、わが生命の一念に納まっている。そう教えるのが日蓮仏法です。

 「君は何力国に弘められるか」 
 一、この大聖人の仏法も、190カ国・地域に弘まりました(大拍手)。
 私は19歳のとき、後に第2代会長になられる戸田城聖先生に巡りあい、終生、お仕えしました。
 戸田先生は、私を"第3代会長に"と見込まれ、それはそれは、あらゆる点で厳しい訓練をしてくださった。私も先生のお心に沿うように戦いました。
 先生と私の二人きりのとき、先生は言われました。
 「大作が、もしか会長になったら、何カ国ぐらいの国に広宣流布できるか」と。
 当時の学会は、日本のことだけで精一杯でした。しかし、戸田先生は鋭く世界を展望しておられたのです。
 私は答えました。
 「必ず全世界に仏法を弘めます!」
 「それは何カ国だ」
 「100カ国以上に弘めていきます」
 先生は涙ぐんでいました。私が言えば、必ず実行することは分かっておられましたから。
 事業の失敗で苦境にあった師をお護りし、師の広布拡大の大願を成就させ、文化と教育の大構想も、すべて実現してきました。
 師匠が喜び、安心し、勝利する──そのためには、どんなことでも成し遂げる。
 そういう弟子であったのです。これが本当の師弟の関係です。
 ともあれ、190カ国・地域に「太陽の仏法」が昇りました。
 先生と私以外、だれも信じない、想像もつかなかった世界広宣流布を、恩師と約束した通り、厳然と成し遂げることができました(大拍手)。
 釈尊の賞讃、三世十方の仏菩薩の賞讃、とくに、日蓮大聖人の御賞讃は間違いありません。
 いよいよ諸天善神が、我らを厳然と守護していくことを、確信してまいりましょう!(大拍手)

ドミニカの大思想家
未来を信じよ──それは気高き青年の信条である

 健康第一で! 
 一、本年も、健康第一で! 健康のためには、よく寝ることです。
 夜ふかしをしないこと。健康を祈ること。
 自分の健康は自分で管理していくしかない。
 また、会合で帰宅が夜遅くならないように、とくに女子部の方は厳重に注意していただきたい。
 そして、できるだけ早く帰って、ご両親に笑顔を見せてあげてほしいのです。
 皆さんの笑顔が最高の親孝行です。
 いつも、明るく、伸びやかに!
 希望に燃えて、忍耐強く!
 何ものにも負けない、何ものにも勝っていく。 
 そういう決心で一年間を進みましょう!(大拍手)

 知性の灯台 
 「さて、ドミニカの大思想家ペドロ・エンリケス・ウレニャは、このようにも言っています。
 「友情は、最も私心のない、揺るぎなき確かな魂である」
 この最も光輝ある友情の心を携えて、偉大なるレイナ総長ご一行が、激務のなか、はるばる、厳寒の日本にお越しくださいました。
 本当に本当に、ありがとうございました(大拍手)。
 壮麗な校歌に歌われている通り、貴・サントドミンゴ自治大学は、「精神の営みの中心」にして、「崇高な学術の源泉」であられます。
 さらに、「我らの知性の灯台」として、良識の道を照らし、教育の黄金の種を蒔いてこられました。
 この南北アメリカ大陸最古とされる貴大学の歴史と伝統に思いを馳せながら、私は、最高の栄誉を厳粛に拝受いたしました。ありがとうございます(大拍手)。
 レイナ総長はじめ貴大学の先生方、そしてまたセペダ駐日臨時代理大使に、厚く厚く、御礼を申し上げます。
 きょうの式典には、苦労に苦労を重ねながら、ドミニカ社会に貢献してこられたSGIの同志も、晴れやかに出席されております。
 ありがとう! 本当にありがとう! ご苦労さまです!(大拍手)
 ドミニカの尊き父母たちと一緒に、私は、本日の喜びを深く深く、いな永遠に分かち合いたいのであります(大拍手)。

広布第2幕 第5回 全国青年部幹部会での名誉会長のスピーチ-2に続く


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