2008年4月15日付 聖教新聞 第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-1

2008年4月15日付 聖教新聞
モンゴル文化詩歌アカデミー「天の駿馬」賞 贈呈式
第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-1



詩心と友誼の心薫(かお)る式典。若き君たちよ、駿馬のごとく、
わが舞台を駆けゆけ!深き哲学と情熱を胸に、勝利また勝利の未
来を開け!──SGl会長はモンゴルの英知の言葉などに触れ、青
年の活躍に心からの期待を寄せた(東京・創価国際友好会館で)




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モンゴルの文学者
 すべて努力し勝って勝ち取れそこに人生の素晴らしさがある

 「青年部の皆さん、きょうは、ご苦労様!
 この中で、モンゴルに行ったことがある人は、いますか?
 〈何人かが、元気に手を挙げた。「どうして行ったのですか?」との池田SGI会長の問いかけに、「留学です」等と答えた)
 偉いです。ありがとう!
 モンゴルから大切なお客様をお迎えしているのに、もし、だれも手を挙げなかったら、私は身の置き所がありませんでした(笑い)。
 モンゴルの言葉は話せますか?〈参加者が「話せます!」と答えた〉
 すごいことです。うれしいです。
 私は、青年のころからモンゴルの詩や文学が大好きでした。
 モンゴルの文学者で、劇作家のロドイダムバ先生は決然と述べた。
 「人生には、用意されたものなどない。すべて努力し、戦って勝ち取らねばならない。まさに、ここにこそ、人生の素晴らしさがあるのだ」
 努力です、勝つためには。私はこの言葉を、これから戦い、指導者となりゆく、最も大事な青年部の諸君に贈りたいのです(大拍手)。
 さらに、このロドイダムバ先生は断言しました。
 「多くの人々が団結したとき、何事にも勝利し、何事をも獲得することができる」
 なかんずく、青年の団結こそ無敵であります。だれも、かなわない。
 きょうは大勝利の青年部幹部会、おめでとう!(大拍手)
 青年部が盤石であれば、学会の未来は、永遠に大丈夫です。

 最後まで語り抜いたほうが勝つ
 一、私の恩師である戸田先生も、雄大な、大英雄の国モンゴルが大好きでした。
 先生は「大作、二人して、モンゴルの大草原を馬に乗って走ってみたいな」と言われた。忘れることはできません。先生とは、親子以上の深き縁でありました。
 私も、モンゴルの美しき平和の大地に立って、悠久の青空を仰ぎながら、恩師に詩を捧げたいと、夢を思い描いていました。
 きょうは、詩心の大国モンゴルから、世界的な詩人をお迎えし、若き日からの夢を叶えることができたような感動を覚えています。
 ただ今、私は、モンゴル文化詩歌アカデミーから、最高に意義深き栄誉を、創価の青年たちとともに拝受させていただきました。これほどの喜びはございません。
 文化の英雄であられるメンドオーヨ総裁、そして諸先生方、誠に誠にありがとうございました(大拍手)。

モンゴルの文学者
 多くの人が団結した時何事も勝利し、何事をも獲得できる

 一、「言論の獅子」であられる総裁は、厳然と喝破されました。
 "正義の心は光であり、邪悪な心は闇である"
 "善き知識は創造の力であり、悪しき知恵は破壊のエネルギーとなる"
 人間の幸福も、社会の繁栄も、そして世界の平和も、この「正」と「邪」、「善」と「悪」との限りない闘争のなかで、勝ち取っていく以外にない。これが現実です。
 善人が勝たねばならない。悪人は倒さねばならない。そして、その最大最強の武器こそ「正義の言論」なのです。
 しゃべることだ。語ることだ。悪い人間を破折していくことだ。
 総裁の信頼と期待にお応えする意味からも、わが創価の青年部は、大いなる正義の言論の旗を、一段と強固に掲げゆくことを、お互いに誓い合おう! 頼むよ!〈会場から「ハイ!」と力強い返事が〉
 言論の戦いは、語って語って、最後まで語り抜いたほうが勝つ。黙ってはいけない。引き下がってはいけない。
 前へ進むのです。叫ぶのです。師子のごとく!

 「弟子の英知は師から生まれる」
 一、さて、この中でモンゴルの箴言を何か知っている人はいますか?
 〈参加者の一人が手を挙げ、「友人のある人は草原と同じ。友人のない人は掌と同じ」というモンゴルのことわざを紹介した〉
 ありがとう! 私も、その言葉を言おうと思っていた。先に言われたので、言えなくなってしまった(大笑い)。
 モンゴルの珠玉の箴言に、「親は身体をつくるが、師匠は心をつくる」とあります。
 さらに、「ランプの灯りは、油から生まれる。弟子の英知は、師匠から生まれる」ともある。
 師匠を持つ人生が、どれはど強く、明るいか。幸せか。
 総裁も、貴国の偉大なる国民詩人ヤボーホラン先生を人生と文学の師匠と仰がれ、その師恩に応えてこられました。
 偉大であるがゆえに、嫉妬の中傷を浴びせられ、攻撃された師匠。総裁は弟子の自覚をもって、世界にヤボーホラン先生の名を宣揚してこられたのです(大拍手)。
 この一点です。この一点があるかないかで、人生の探さ、真実の勝利の人であるか否かが決まる。
 そして2006年に総裁は、貴国での歴史的な「世界詩人会議」を、議長として、堂々と大成功に導かれました。
 それはまさに、"モンゴルの詩を世界に"というヤボーホラン先生の遺言を実現したものとして、言論界から賞讃されたとうかがっております(大拍手)。

君よ 平和の未来を頼む
青年の団結こそ無敵
世界の若人と 友情の大草原を広げゆけ

 言論の光を放て
 一、師匠が中傷批判された時に、弟子は戦うのです。私は戸田先生が中傷されたなら、すべて抗議に行き、戦いました。詫び状をとったこともあった。
 戸田先生は、ともに入獄した牧口先生に感謝し、「あなた(牧口先生)の慈悲の広大無辺は、わたくしを牢獄まで連れていってくださいました」とおっしゃった。
 この心を持つ人が、真実の人生を歩む、本当に偉大な人だと私は思う。皆にも、この美しき心の道を進んでほしい。

第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-2に続く


ブログ はればれさんからのコピーです。