2008年4月15日付 聖教新聞  第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-2

2008年4月15日付 聖教新聞
モンゴル文化詩歌アカデミー「天の駿馬」賞 贈呈式
広布第2幕 第7回全国青年部幹部会での池田SGI会長のスピーチ
第7回全国青年部幹部会でのスピーチ-2


 これまで、総裁自身も心ない誹謗を受けてこられたこともあるでしょう。しかし総裁は、悪意の攻撃を圧倒する言論の光を、社会に放ってこられた。
 この誇り高きモンゴルの言論人の勝利と栄光に、私たちは喝采をお贈りしたい(大拍手)。
 私も若き日から、言論の戦いを貫き通してきた一人であります。
 体調を崩し、高熱のある時も、1枚、また1枚と原稿を書き綴ってまいりました。
 朝方までかかったこともあった。疲れと熱で手が動かず、妻に口述筆記してもらったこともあった。毎日、戸田先生を護るために、学会を護るために書いた。
 そうして発刊してきた著作や対談集等は、今や、モンゴル語をはじめ、世界40言語にわたり、国内外合わせて2300点を超えたのであります(大拍手)。
 皆も、語ってほしい。書いてほしい。
 私は肺病で苦しみ、30歳までに死ぬ体だと言われていたが、戸田先生は"なんとかしたい""俺に代わって長生きしてほしい"とまで言ってくださった。
 肺病で、思うように学べなかった人間が、師弟に生きたおかげで、これだけの仕事を残すことができた。
 これらの仕事に込めた心も、方法も、全部、君たちに譲り託しゆく精神の遺産であると思い、この話をさせていただきました。
 勝つのだ。勝ち残すだ。
 そして、仏法を壊す悪人は叩き出していただたい。〈会場から「ハイ!」と力強い返事が〉

「目的ある人には道が開かれる」──モンゴルの箴言
打って出よ!わが生命を燃やせ
言論こそ最強の武器 叫び抜いてこそ正義

題目を朗々と!
 一、仏法では「三障四魔」という障害があらわれた時、「賢者はよろこび愚者は退く」(御書1091ページ)と説かれている。
 迫害にあった時に、逃げる人が多いのが現実です。皆さんは、賢者の中の大賢者として、喜び勇んで苦難を勝ち越えていただきたい。
 きょうは、各界で活躍する友も出席している。
 生き生きと光る存在になるためには、どの分野であれ、題目が根本だ。すべての立ち居振る舞いに、その人自身があらわれる。
 勝ちたいのかどうなのか、中途半端ではなく、ピン!と胸を張って、「私は学会員です!」「創価学会は大事な存在です!」という心で戦っていただきたい。
 その時、周りもまた「ああ、あの人には頑張ってもらいたい」と思うものです。
 勝てるように、元気で戦えるように、祈ることだ。そして、勝っても負けても、また祈るのだ。
 また、きょうはフレッシュな新社会人、新入生の皆さん、未来部の友も参加されている。
 ご健闘を祈ります!皆が来てくれて、うれしい。広布に戦った人の名は、永遠に輝くことを知っていただきたい。
 そして、ご両親を大切にして、丁寧な言葉遣いで接してあげてください。また、朗々と題目をあげて、礼儀正しく進んでいってください。

 人生の勝利者
 一、ヤボーホラン先生は、素晴らしき女性には、悲しみの木にも花を咲かせ、実を結ばせるような力が秘められているとし、「女性こそ美の母である。ゆえに、一切にまさる美を自身がそなえている」と謳っておられます。
 まさに、女子部の皆さん方の姿そのものであります。
 本日は、総裁のご令嬢も出席してくださいました。ありがとうございます(大拍手)。そのお名前(ムンフザヤ)には、「永遠の幸運」という素晴らしい意義があるとうかがっております。
 「目先」の幸運ではない。目先の幸運は、一現象にすぎません。大事なのは「永遠」の幸福です。そのための仏法です。そこに、究極の人生の勝利者の姿がある。
 そして、自分だけではない。お父さんもお母さんも、家族も、友人も、縁するすべての人々の生命に、幸福の花を咲かせてあげたい。咲かせていこう── そのために正しい信仰がある。仏法がある。若き日の仏道修行があるのです。皆が仏の境涯になっていくことができるのです。
 うれしいことに、きょう、私は「天の駿馬」という最高の名前を冠した栄誉を頂戴しました。ありがとうございます(大拍手)。
 私は青春時代、ドイツの大詩人シラーの詩を恩師・戸田先生に暗唱してお聞かせした。そのシラーの「騎手の歌」の一節が今、深く思い起こされてなりません。
 それは──
 「いざ戦友よ、馬に乗れ、馬に乗れ!」
 「胸を張って、戦いに打って出よ!
 若さは沸き立つ。命は激しく燃え立つ。
 命ある限り、快活に進め!」
 こういう詩句であります。
 快活に前進しよう!

 人はどうあれ、自分の道をゆけ
 一、人類は、今まさに、哲学と情熱の青年たちが、天の駿馬に乗って躍り出ることを願っている。切望しております。
 世間には、エゴに凝り固まった人間もいる。格好だけ、人気取り──そういう人間も多い。だからこそ世界は、君たちの登場を待ち望んでいるのです。十方の仏菩薩も応援している。頑張ってください!
 人はどうあれ、自分は自分の道をゆくのです。
 「私が若き日から心に刻んできた、モンゴルの箴言をいくつか、大切な大切な青年部の諸君に贈らせていただきたい。
 まず、「意志がある人には、能力がある。目的がある人には、道が開かれる」。
 "必ず勝つ!"と決めた青年の一念ほど、強い力はない。
 さらに「子が幸せであれば、母も幸せである。母が心から誇りに思える子どもであれ!」と。
 どうか、真の親孝行を頼みます! いいね!〈「ハイ」と返事が〉
 ウソをついてはいけないよ!〈再度、会場から大きな力強い返事が〉

目先に惑わされるな!永遠の価値に生きよ
わが友に幸福の花を

 勇敢な声で勝て
 一、わが青年部の皆さんに、私は未来を託したい。
 戸田先生にとって、「わが青年部」といえば、私のことだった。
 何かあるたびに、「大作を見よ!」「大作に続け!」と叫ばれた。
 また、「大作が俺の前に来て、どんな鋭い質問をするか。俺のほうが因っている」とおっしゃることもあった。それでも先生は、何を聞いても教えてくださった。
 "一緒に馬に乗る"夢はかなわなかったが、ともに飛行機に乗った。
 「大作、厚田村へ行こうな」──先生の故郷にお供したことも、忘れ得ぬ思い出である。
 不二の心。不二の行動。そういう師弟でなければならない。
 ともあれ、わが青年部は、青年の国モンゴルの若人とも心を結びゆくことを決意して、世界に「友情の大草原」を広げていくのだ。"遠いから関係ない"という考えではいけない。
 新時代の平和と正義の旋風を、駿馬に乗って駆けるごとく、さっそうと巻き起こすのだ。
 若き君よ! 貴女よ! 我々の勇敢な声が、一切を勝利させていくのだ──そういう題目を!声を!
 そういう人生を! 青春を!〈「ハイ!」と元気な返事が〉
 結びに、人類の「詩心の宝の殿堂」であられる貴アカデミーの未来永遠の大発展を、私は、また、私たちは、心からお祈り申し上げ、御礼のスピーチとさせていただきます。
 バヤルララー!(モンゴル語で「ありがとうございました!」)(大拍手)
 (2008・4・12)

第7回全国青年部幹部会でのスピーチ〔完〕

ブログ はればれさんからのコピーです。