「世界広布新時代第1回本部幹部会」「SGI総会」へのメッセージ


池田名誉会長のメッセージ
地球を照らせ 希望の対話の光で
師と弟子が 大誓願の 凱歌城
青年の英知と創造力で平和の楽土を
 一、「世界広宣流布」の新たな山へ登りゆく、大いなる一歩が、今ここに、威風堂々と踏み出されました。
 日本全国を結び、さらに五大陸ぶ地域の宿縁のリーダーが集われて、歴史的な新時代第1回本部幹部会、誠におめでとう!
 世界最高峰のアメリカSGI(創価学会インタナショナル)のスーパーサウンズの皆さん、本当にありがとうございます!
 音楽隊、鼓笛隊、合唱団をはじめ、青年部・未来部の皆さん方の演奏も歌声も、創立100周年へ轟きわたる希望と勝利の妙音なりと、私は心から讃えたいのであります。
 本当に本当に、ありがとう!
 偉大なる全同志の祈りと真心と奮闘ありて、「広宣流布大誓堂」が誕生いたしました。御本仏・日蓮大聖人が尊き尊き皆さん方を「一閻浮提第一の大誓堂造りたり」と御賞讃くださることは、絶対に間違いありません。
 この皆さん方の名誉と功徳は無量無辺であり、必ずや一家眷属に万代までも流れ伝わることでありましょう。
 尽きせぬ感謝を込めて、「師と弟子が 大誓願の 凱歌城」と贈ります。
悲嘆を希望に! 苦悩を喜びに!
 一、私たちが朝晩の勤行で読誦している法華経寿量品の自我偈に、「園林諸堂閣 種種宝荘厳 宝樹多花菓 衆生所遊楽」(創価学会法華経491㌻)等と、誠に美しいリズムの一節があります。
 わかりやすく申し上げれば──
 「衆生が、この世界が滅んで、大火に焼かれてしまうと嘆く時も、仏の住むこの国土は安穏であり、常に喜びあふれる天界・人界の衆生で満ちている。
 そこには、豊かな庭園や林、立派な殿堂があり、種々の宝で荘厳され、宝の樹には、たくさんの花が咲き香り、多くの実がなっている。
 まさに衆生が遊楽する所なのである。
 天人たちは鼓を撃って 常に妙なる音楽を奏でてくれている」──と。
 新たな「宝の城」の完成を祝賀する本日の式典は、まさしく、この経文さながらの晴れやかな「衆生所遊楽」の集いではないでしょうか。
 我ら創価の師弟は、戦乱や災害や病気が渦巻く悪世末法の真っ只中に、この「衆生所遊楽」の世界を広げゆくことを、あえて誓い願って、躍り出た地涌の菩薩であります。
 それは、釈尊そして大聖人から託された、広宣流布誓願であります。
 ゆえに、我らは、何ものをも恐れず、民衆一人一人から、最も尊厳なる仏の生命を呼び覚まし、悲嘆を希望に変え、苦悩を喜びに変え、不安を勇気に変えて、「人間革命」の波を起こしてきました。
 さらにまた、仏法の人間主義を基調とした「平和」「文化」「教育」の対話・交流によって人類を結び合い、いやまして青年の英知と創造力を高めながら、共に生きゆく安穏の楽土を創り開いてきました。
 きょうも、わが創価の誉れの友は、東北の被災地をはじめ日本中、世界中それぞれの誓願の国土で、仏に等しい不屈の忍耐をもって、人のため、社会のため、大誠実の貢献を貫いてくれているのであります。
自他共の幸福へ
 一、日蓮大聖人は、一切衆生にとって、南無妙法蓮華経と唱えるより外に真の遊楽はない」(御書1143㌻、通解)と結論され、「苦をば苦と悟り、楽をば楽と開き、苦楽ともに思い合わせて南無妙法蓮華経と唱え切っていきなさい」(同㌻、通解)と仰せになられました。
 我らの題目は、広宣流布誓願の題目であります。これほど強く、これほど深く、これほど明るい、「歓喜の中の大歓喜」の音律はありません。
 いかに厳しい苦難があっても、断じて負けない。題目の力で自らの悲哀さえも、人々を励まし救いゆく慈悲に転じて、朗らかに前進するのです。
 私と皆さんの生命は、この誓願の題目で結ばれ、常に一緒であります。
 戸田先生は、私たちに呼びかけられました。
 「『衆生所遊楽』──すなわち我々は楽しむために、この世に生まれてきた。自分も幸せになり、人も幸せにすることを広宣流布というのだ。大変であればあるほど、我らはいよいよ楽しく戦おうではないか!」と。
 新たに完成した「広宣流布大誓堂」を中心に、創価という無限の希望のスクラムを、さらに一段と大きく広げながら、私たちの誓願の星である、この地球の未来を赫々と照らしていこうではありませんか!
 終わりに、わが敬愛する世界192カ国・地域の久遠の同志へ、「君と我 地涌の誓いの 勝利舞」と贈り、私のメッセージといたします。
 皆さん、お元気で!
 共々に、ますます健康で、ご長寿を!(大拍手)