世界広布新時代第33回本部幹部会 池田先生が讃嘆のメッセージ

 
5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝賀 
 
 
​​草の根の連帯の力で新たな平和の潮流を開け
池田先生が讃嘆のメッセージ 原田会長、永石婦人部長が12カ国・地域の代表と出席
福光の創価女性を仰ぎ見よ
全国婦人部グループ長大会 部の歌「母の曲」を高らかに!
 
世界各地で、あの友、この友に、幸福の花束を届ける太陽の母たちに感謝! 
5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝し、晴れやかに開催された本部幹部会。
学会は、目の前の一人を励ましの心で包みつつ、永遠に平和と正義の道を行進する(東京牧口記念会館で)
栄光の5月3日「創価学会の日」を祝賀する「世界広布新時代第33回本部幹部会」が14日午後、「創価学会母の日」制定30周年記念「全国婦人部グループ長大会」の意義を込め、八王子市の東京牧口記念会館で開催された。
これには原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、12カ国・地域から来日したSGI(創価学会インタナショナル)の友らと出席した。池田大作先生はメッセージを贈り、人類の良識と知性が、最も尊貴な創価の母たちを仰ぎ見る時代が到来したと強調。
さらに、太陽の婦人部を中心に、従藍而青の青年部を先頭として、草の根の連帯の力で、新たな平和の潮流を開きゆくことを望んだ。
 
 
世界広布新時代第33回 本部幹部会への池田先生のメッセージ
 
広布の母は世界一のスクラム
やさしく強く 勇気の「励ましの光」を送る
貴女は「一家の太陽」「地域の幸福責任者」
 
一、我らの5月3日「創価学会の日」、そして「創価学会母の日」を、世界の同志と一足早く、明るくにぎやかに祝賀することができました。
創価の父、牧ロ先生も、 戸田先生も、いかばかり、お喜びでしょうか!
海外から勇んで駆けつけてくださったブラジル、イ ンド、タイ、マレーシア、 シンガボール、韓国、さら にコートジボワールをはじ め、気高き求道の皆さん、 本当にありがとう!(大拍手)
 
一、釈尊は、自らの育てのお母さんに、法華経の会座(えざ)で成仏の記別を授(さず)け、「一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏」(一切衆生喜見如来(いっさいしゅじょうきけにょらい))という名前を贈られました。
の「一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏」という素晴らしい名前を御本仏・日蓮大聖人は、一人の母さんにささげられております。」
 夫に先立たれ、苦労して娘を育てていたお母さんです。
そして、さながら不軽菩薩(ふきょうぼさつ)のように、悪口罵詈(あっくめり)にも負けず、妙法流布に生き抜いていた女性です。
58年前の5月3日、第3代に就任した時、私が妻と誓ったことがあります。
それは——釈尊そして大聖人から「一切衆生が喜んで仰ぎ見る仏」と記別を贈られた最も尊貴な創価の母たちが、世間から、いわれのない悪口罵詈を耐(た)え忍(しの)でくれている。
この母たちが、日本中いな世界中から敬愛され、讚嘆(さんたん)される時代を必ず創り開こう! これこそ広宣流布の実像であるからだ、と。
その通りに今、人類の良識と知性が、「創価の婦人部は、世界一の幸と平和のスクラムなり」と賞讚(さんたん)してやまない時代に入ったではありませんか! (大拍手)
 
希望と和楽の道を
今日は、妻からも「『創価学会母の日』ですから何かお祝いを」と言われているので、四つの書をお届けしたいと思います。
 
本部幹部会の席上で紹介された書
1982年、各地で開かれた婦人部総会を記念して、池田先生がしたためられた。
「春秋幸乃旅」「安穏母光」「広布長者家」「福光母曲」
 
ちょうど今、『新・人間革命』の「誓願」の章で、1982年(昭和57年)のことを執筆しておりますが、この年の11月、各地で行われていた婦人部総会を記念して、したためたものです。
初めに「福光母曲」(ふっこうははのきょく)――。
大聖人は女性門下へのお手紙で、題目の功力(くりき)を譬(たと)えられ、「百千万年もの間、闇(やみ)に閉(と)ざされていた所でも、灯(ともしび)を入れれば明るくなる」(御書1403ページ、通解)と仰せです。
本日で震災より満2年となる熊本でも、婦人部の方々が、どれほど地域に、やさしく、また強く、勇気の励ましの光を送ってこられたことでしょうか。
試練と戦う、いずこの地でも、創価の女性たちは「あの人照らせ この人も」と「福光母の曲」を奏(かな)でてくれています。
だからこそ、「悲しみも いざ越えて」「嘆(なげ)きの坂の 彼方には」、一人一人の蘇生(そせい)の笑顔が広がっていくのです。
 
次に「広布長者家」(こうふちょうじょのいえ)――。
御書には、「家に讃教(さんきょう)の勤(つと)めあれば七難(しちなん)必ず退散(たいさん)せん」(1374ページ)と示されています。
一人の「小さな太陽」が昇れば、たとえ家族が信心していなくとも、一家眷属(いっかけんぞく)を希望へ和楽へ栄えさせていけます。輝く地涌の人材が必ず躍り出てきます。
特に、誉れ高き個人会場のご家庭は「広布長者の家」の鑑(かがみ)であります。
心より感謝を表すとともに、改めて大切に使わせていただきたいのであります。
さらに「安穏母光」(あんのんははのひかり)――。
今回、異体同心の団結で新出発したコートジボワールでも、今世紀の初め、内戦が勃発(ぼっぱつ)した後、婦人部の皆さんを中心に地区で毎日、リレー唱題を行い、国土の安穏と平和を祈り、友情と信頼の対話を粘り強く貫いてきました。
法華経の寿量品には「我が此の土(ど)は安穏(あんど)にして 天人(てんにん)は常に充満(じゅうまん)せり」(創価学会法華経 491ページ)と説かれています。
安穏と平和の世界を広げる最も確かな力は、まさしく地域に根ざして、行学に励みゆく母たちの草の根の連帯にこそあるのです。 
来月、少人数のグループで開催される婦人部総会の大成功を皆で祈り、「地域の幸福責任者」である尊きグループ長を応援しようではありませんか!(大拍手)
 
青年部を先頭に
そして最後に、「春秋幸乃旅」(しゅんじゅうさちのたび)――。
この四つの書をしたためた直後の11月18日、ここ牧口記念会館の庭園にある「二十一世紀の碑」の除幕式を行い、新世紀への誓願の旅を開始しました。
うれしいことに、当時、除幕をした創価小学生をはじめ未来部の友たちも、今、壮年部・婦人部の第一線のリーダーとして、立派に活躍してくれています。
先日、来日されたインドの大哲学者ロケッシュ・チャンドラ博士は、有名なユネスコ憲章の一節を踏まえつつ、「平和は人の心の中で生まれる」という新たな潮流を起こすことを、創価の私たちに深く望まれました。
さあ、我ら創価家族は、太陽の婦人部を中心に、そして従藍而青(じゅうらんにしょう)の青年部を先頭として、人類の平和の創造へ、「老(お)いゆく歳(とし)も 忘(わす)れ去(さ)り」、「今日も元気で」、春秋幸の旅を! と申し上げ、私のメッセージといたします(大拍手)。​