創価栄光の集いへの池田先生のメッセージ 2018年10月10日
一、わが創大生、わが短大生、わが留学生の「英知と情熱と友情のステージ」、誠におめでとう! 陰の労苦をいとわず、無事故の運営を支えてくれている役員の皆さん方も、本当にありがとう!
今日は、誉れの“創大卒業生”でもある許金平副会長とご一緒に、若き創価の学友たちの輪に飛び込む思いで、三つのエールを送りたい。
「私が青春時代に過ごした創価大学での経験から、『相互理解』と『信頼』という基礎の上に真の友情が芽生えると確信します」
国籍も、民族も、文明も超えて、若人が闊達に友情を結び合う広場こそ、平和のフォートレスたる我ら創価のキャンパスだからであります。
すなわち、「どんな處にでも落ち付いて、おのが郷里となし、賢人を相手にして、その仁を友としやうと思つて居る」(久保天隨訳註『蘇東坡全詩集第6巻』日本図書センター)という言葉です。
こうした息吹こそ、「永遠に開かん 平和の道を」と謳い上げる我ら創価の世界市民の心であると思うが、みんな、どうだろうか。(大拍手)
皆さんは、世界に開かれた真の友情を育てながら、地球社会に輝き光る「平和の連帯」を、一段と築き広げていってください。
「人の一生で最大の勉強時間は青年期にあり、ここで基礎を固めれば、将来は社会に役立つ人間となる」、そして「勉強を持続して怠けなければ、我々の中から才徳兼備の人材が生まれる」(曹応旺著『周恩来の述懐』中国出版トーハン株式会社)と。
周総理が“戦友”と呼ばれた、夫人の?穎超先生も「青年の学習は、広く多方面に亘るべきで、周囲の友人、同志からも、学ぶべきです」(高橋強、水上弘子、周恩来 ?穎超研究会編著『人民の母──?穎超』白帝社)と訴えました。
本日、皆さんを温かく見守ってくださっている各界のトップの先生方も、尊き学びの青春を送り、深き信頼を築きながら、新時代を勇敢に勝ち開いてこられた指導者であります。
学ぶことは青年の特権です。学んだ分だけ、未来を創造できる。創造性あふれる創大生、短大生の活躍を、私は何よりうれしく見つめています。
また、同大学の教員で、創大卒業生である寺本羽衣さんも同席してくれています。よくぞ、母校に凱旋してくれました。(大拍手)
そして「誓願」とは「思いにおいても、言葉においても、また行為においても、その成就を目指して、不断の誠実な努力をする」(森本達雄訳『ガンディー 獄中からの手紙』岩波文庫)ことであると示されております。
さあ、本日からまた一人一人が、「誓いの青春 誉れあり!」と胸を張り、人間革命の世紀を赫々と照らしていこうではありませんか!