永遠に輝く「幸福の城」を 偉大なる愛知が立つ!

池田大作先生 四季の励まし
永遠に輝く「幸福の城」を
偉大なる愛知が立つ!

 何事も
 漫然とした歩みでは前進はない。
 地域広布の実現のためには、
 まず、未来展望を広げ、
 必ず、こうすると決めることだ。
 それに向かって、
 年ごと、月ごとの具体的な
 挑戦目標を明らかにしていくのだ。
 その目標のもとに、
 皆が今日の課題に勇んで挑み、
 一日一日を
 勝利していくことである。
  
 御義口伝には、
 「妙法蓮華経」の五字を
 人間の体に即して説かれている。
 「経」とは「足」にあたる。
 いわば広布のために行動してこそ、
 真の妙法の実践となるのだ。
 学会活動は、動けば動くほど、
 身も軽くなる。
 心も晴れやかになる。
 功徳もある。仏になれる。
  
 常に祈りから出発するのだ。
 祈って戦った人は、
 聡明になる。福運がつく。
 人の見ていないところで、
 表面に出ないところで、
 100%頑張れる人が、
 偉大な人である。
 だれが見ていなくとも、
 戦った足跡は、
 わが生命に厳然と残る。
 御本尊が全てお見通しなのである。
  
 世界広布は、
 決して遠くにあるのではない。
 自分の足元にあるのだ。
 ゆえに今、ここで勝つことが勝利だ。
 わが青春に、
 悔いがあってはならない。
 わが人生に、
 敗北があっては断じてならない。
 この一生に、絶対の崩れざる
 「幸福の城」を築かねばならない。
 幸福は、
 戦い抜いた人の心にあるのだ。


 青々とした新緑の先に、天下の名城が堂々とそびえる。1995年(平成7年)5月、愛知を訪れた池田大作先生が、名古屋城天守をカメラに収めた。
 愛知は織田信長豊臣秀吉徳川家康という天下人を生んだ天地。第2代会長・戸田城聖先生は折に触れ、英傑の生き方を青年たちに語ってきた。「信長は、人のやらないことを、先へ先へと実行した。常に新しいものを取り入れ、自分から試していた」。池田先生は、この言葉を紹介し、「信心は『行動』にあらわれる」と強調した。
 師弟の月・7月へ。立正安国という大理想を胸に、新たな拡大に挑みゆこう。

(2019年6月9日 聖教新聞)

池田大作先生 四季の励まし 生きることは「学ぶこと」 

池田大作先生 四季の励まし 
生きることは「学ぶこと」

 「生きること」は、
 即「学ぶこと」であり、
 「生活の現場」を、
 即「成長の道場」と
 していくなかに、
 人間教育の芸術が
 あるといっても、
 決して過言ではない。
 自らの可能性を
 開花させていく上では、
 自らと
 異なるものと出あい、
 そこから積極果敢に
 学びとっていくことが、
 絶対に不可欠である。

 「学ぶ」という
 命の構えが確立した人は、
 どんなに苦しい現実に
 直面しても、
 その苦悩に引きずられて
 しまうことはない。
 一切を、自らの向上と
 創造と勝利のバネに
 転じられるからだ。

 何のために学ぶのか。
 身に付けた英知は、
 誰のために使うのか。
 あくまでも、
 民衆の幸福のためである。
 この責任感に徹する時、
 真実の才能は
 行き詰まることなく、
 十全に発揮されるだろう。

 人は、「教育」によって、
 初めて「人間」となる。
 単なる
 知識の伝授ではない。
 才能の開発だけでもない。
 教育とは、
 過去から未来へ向かって、
 「人間性」を確実に
 継承しゆく大道である。
 わが愛する創価大学よ!
 創価大学は、
 私の生命そのものだ。
 創価大学がある限り、
 牧口・戸田両先生から
 受け継いだ
 人間教育の崇高な魂は、
 永遠に不滅である。

 「学は光」である。
 生涯、学び続けることだ。
 成長し続けることだ。
 その人が、
 人生の勝利者
 光っていくことができる。
 自身のなかに
 確固たる規範はあるか。
 哲学はあるか──
 それによって、
 人物の偉大さは決まる。


 「人間教育の世界的拠点」へ発展する創価大学創価女子短期大学(東京・八王子市)。来月5、6日には「創大祭」「白鳥祭」が一般公開される。
 本年7月、創立者池田大作先生が香峯子夫人と共に、創大キャンパスを車で視察。
白亜の文系校舎A棟をカメラに収めた。
 このA棟前に立つブロンズ像の台座には、先生が贈った言葉が刻まれている。「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」
 大学へ送り出してくれた両親をはじめ、支えてくれる人々への感謝を忘れてはならない──。創立者の思いを胸に、創大生、短大生は学びの青春を送っている。私たちもまた、生涯青春の心で自らを磨き、世界市民の連帯を大きく広げていこう。

(2019年9月29日 聖教新聞)

​大白蓮華 巻頭言 2019年10月号

大白蓮華 巻頭言   2019年10月号
2019年(令和元年)10月号(No.840)

巻頭言      池田大作
きょうも励ましの「旭日」を

 それは1960年(昭和25年)の10月2日、ハワイへ!向かう機中、恩師の写真を内ポケットに納めた胸に手を当てつつ、私は「撰時抄」の一節を命に刻(きざ)んだ。
 「法華経の大白法の日本国並(なら)びに一閻浮提(いちえんぶだい)に広宣流布せん事も疑(うたが)うべからざるか」(265ページ)

 この世界宗教の大宣言を、戸田城聖先生の分身として断じて今こそ実現せねばならない。行く所、向かう所、必ず「地涌の菩薩」を呼び出すのだと心は燃えていた。
 足を運ぶ全ての大地に題目を染(し)み込ませ、出会う一人また一人の友と、力の限り対話を重ねゆく旅であった。
「私とともに、みんなの幸せのために生きてください」 との呼び掛けに応え、皆、悩みや苦しみを抱(かか)えながらも、尊(とうと)き広布開拓のリーダーとして立ち上がってくれたのだ。

 日蓮大聖人の仏法は、「励ましの民衆仏法」である。
試練の渦中の四条金吾への仰せには、「殿の御事をば・ひまなく法華経・釈迦仏・日天に申すなり其(そ)の故(ゆえ)は法華経の命を継ぐ人なればと思うなり」(1169ページ)とある。
   この大慈大悲(だいじだいひ)の、陽光こそが、門下を赫々(かっかく)くと照らし包み、「法性の淵底(えんでい)」といわれる生命の深奥(しんおう)から、歓喜に勇躍(ゆうやく)する地涌の菩薩の自覚を呼び覚(さ)ましてくださったのだ。
 御本仏のお心に連なって、わが友を「法華経の命を継(つ)ぐ人」であり「地涌の菩薩」であると信じ、題目を送り、励まし続けていくのが、創価の異体同心の絆(きずな)である。
「あの先輩の祈りがあればこそ」「この同志の激励のおかげで」と発心し、今度は自分たちが後輩に尽くし、青年を育てるという、麗(うるわ)しき、報恩感謝(ほうおんかんしゃ)の連鎖(れんさ)がここにある。

 世界広布への旅立ちから間もなく六十星霜(せいそう)。地球上のいずこであれ、地涌の菩薩は必ず出現し、「人間革命」の平和の連帯を広げゆけることを、我らは証明してきた。
 うれしいことに、今、清新(せいしん)なリーダーが続々と誕生し、 自らの誓願の天地で新たな広布開拓に挑(いど)み始めている。 「励ましの拡大」が、そのまま「地涌の拡大」となる。 さあ、不二の師弟は、きょうも励ましの「旭日」を ―!


  地涌の義は
  創価の励まし
    ある限り
   希望の人材
    永遠に世界へ

【第70回】永遠に御本尊根本で前進 (2019.5.16)

竜樹天親等・天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を・末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり(日女御前御返事、1243ページ)

 
(通解)

竜樹・天親ら、天台・妙楽らでさえも顕されなかった大曼荼羅を、末法に入って二百年余りが過ぎたころに、初めて法華弘通の旗印として顕したのである。

 

同志への指針

この御本仏の甚深なるお心が、広宣流布大誓堂に御安置の「創価学会常住御本尊」に留められている。

戸田先生が発願された、この御本尊を、まさしく「法華弘通のはたじるし」として、学会は慈折広布、立正安国を断行してきた。

全民衆が幸福になるための御本尊である。「何事か成就せざるべき」と、誓願の題目で前進しようではないか!

【第69回】悩みに寄り添い希望の光を (2019.5.10)

大地はささば・はづるとも・日月は地に堕ち給うとも・しをはみちひぬ世はありとも・花はなつにならずとも・南無妙法蓮華経と申す女人の・をもう子に・あわずという事はなし​​(上野尼御前御返事、1576ページ)
 
<通解>
大地をさして外れることがあっても、日や月が地に落ちても、潮の満ち干がなくなる時代はあっても、花は夏に実にならなくても、南無妙法蓮華経と唱える女性が愛しく思う子に会えないということはない。
 
同志への指針
日蓮大聖人は、最愛の子を亡くした悲母の慟哭(どうこく)に寄り添われ、繰り返し同苦の御手紙を送られた。
そして、妙法で結ばれた家族は、生死を超えて永遠に共に、常楽我浄の道を進みゆけると示されている。
この御本仏の大慈大悲に連なる励ましの世界こそ、創価学会である。
友の声に深く耳を傾け、一緒に悩み祈る。この誠実な対話から希望の光を広げゆくのだ。

【第68回】 妙音と共に平和の大行進を (2019.4.30)

音の哀楽を以て国の盛衰を知る (念仏者追放宣旨事、88ページ)
 
(通解)
音の哀楽で国の盛衰を知ることができる。
 
同志への指針
音にも十界の境涯があり、妙音には生命を蘇生させゆく力がある。
わが音楽隊・鼓笛隊が奏でる音律は、皆に勇気と希望を送り、心を豊かに鼓舞してくれる。
法華経の世界さながらの演奏もパレードも、本当にありがとう!
誉れの青年と乙女が高らかに打ち鳴らす新時代の暁鐘とともに、平和と文化の大行進をいよいよ明るく賑やかに!