2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「新・人間革命」 人材城12 2012年 4月23日

山本伸一は、さらに、「広宣流布は、長途の旅ゆえに、健康に留意し、リズム正しい信心即生活の日々であれ」と訴えた。 「健康増進のためには、『健康になろう』『健康であろう』と決め、日々、朗々と唱題し、満々たる生命力を涌現させて、勇んで活動に励むん…

小説「新・人間革命」 人材城11 2012年 4月21日

翌五月二十八日の午後、熊本文化会館の開館記念勤行会が、晴れやかに開催された。 勤行会のあいさつで山本伸一は、学会活動は、「自身の信心の歓喜と福運を増すための運動」であると述べた。 そして、学会活動に対しては、義務的な心ではなく、権利ととらえ…

小説「新・人間革命」 人材城10 2012年 4月20日

女子職員たちは、山本伸一の言葉に、一つ一つ大きく頷きながら、耳を傾けていた。 「女子部の若いリーダーの人も、年長の部員さんから信頼されるようになれば、悩みごとを打ち明けられたりもするでしょう。 豊富な人生経験がなければ、適切なアドバイスがで…

小説「新・人間革命」 人材城 9 2012年4月19日

山本伸一は、女子職員に、かんで含めるように語っていった。 若い女性リーダーが、自信をもち、はつらつと活動に励めるように、精いっぱいアドバイスしたかったからだ。 「同じ女子部員でも、相手が何歳も年長だと、共通の話題もなく、話がかみ合わない場合…

小説「新・人間革命」 人材城 8 2012年4月18日

戸田城聖は、女子部員が、いかなる試練にも負けない自己を築き、本当の幸福を実現していくために、生命の哲学を身につけさせたいと念願して、「女子部は教学で立ちなさい」と訴え続けてきたのである。 山本伸一は、熊本文化会館の月下の庭園で、女子職員らと…

小説「新・人間革命」 人材城 7 2012年4月17日

かつて、女性は、幼い時は父母に従い、結婚してからは夫に従い、老いてからは子に従うべきであるとされていた。 近代の女性たちは、そうした服従の綱を断ち、自立の道を歩もうとしてきた。 「女性の世紀」を展望するうえで大事なことは、その自立の道が、真…

小説「新・人間革命」 人材城 6 2012年4月16日

山本伸一は、午後七時半過ぎからは、会館二階の屋上に造られた庭園で、女子部の職員らと懇談会をもった。 彼は、一人ひとりに、ねぎらいの言葉をかけたあと、結婚について語っていった。 「結婚の時期というのは、人によって違います。早く結婚する場合もあ…