2012-05-04から1日間の記事一覧

 地域社会に教育の陽光を ㊦  2012.4.28/29/30付

我らの使命は「生命の安全地帯」 インドネシア・ワヒド元大統領 家庭や学校、隣人からも誠実と寛容を教えられた 2010年10月、創価教育の80周年を記念するシンポジウムが神奈川文化会館で開催されました。その折、教育実践記録の3000事例を対象にした分析結果…

 地域社会に教育の陽光を  ㊥2012.4.28/29/30付

「よき実践」こそ最高の教育理論 米デューイ協会・ヒックマン元会長 教育実践記録は貴重な事例研究 世界の教師たちも読んでほしい 「教育相談室」とともに、新生の波動を広げている社会的活動が、「人間教育実践報告大会」や「教育セミナー」です。 全国レベ…

 地域社会に教育の陽光を   2012.4.28/29/30付

相談できる先生は「希望の灯台」 御聖訓に説かれた東洋の英知 陰徳あれば陽報あり 日蓮大聖人が教えてくださった金言に、「陰徳あれば陽報あり」(御書1178㌻等)とあります。 陰で人知れず善の行動を積み重ねた人こそが、必ず最後は真実の栄光に包まれると…

小説「新・人間革命」 人材城 21 2012年5月3日

原谷永太は、仏法で病を克服できるものならと、真剣に信心に励んでみた。入会して半年ほどしたころ、喘息の発作が、起こらなくなっていることに気づいた。 『こぎゃんこつがあっとか。信心はすごか』 その事実と喜びを伝えたくて、親戚、友人に仏法を語って…

小説「新・人間革命」 人材城 20 2012年5月2日

原谷の家は貧しかった。子どもは、長男の永太を頭に三男四女で、上三人が男だった。 家は掘っ立て小屋同然で、屋根は杉の皮を敷いただけだった。 雨が降ると畳を上げ、破れた布団を体に巻いて、壁にもたれて寝た。 父親は、大工をしていたが、儲けた金のほと…

小説「新・人間革命」 人材城 19 2012年5月1日

一九七一年(昭和四十六年)九月、工務店を経営する原谷永太のもとに、父親の借金の連帯保証人になっていた叔父がやって来た。父親が姿を消したというのである。 父親も工務店を営んでいたが、瓦生産の事業にも手を出して失敗していた。 しかし、長男の永太…

小説「新・人間革命」 人材城 18 2012年 4月30日

懇談会で、婦人部の阿蘇本部長の村野ヒロミが、山本伸一に報告した。 「私は、熊本市内に住んでおりますが、派遣で阿蘇を担当しております。阿蘇にもスズランが咲いています」 彼女は、主に北海道や中部地方以北の本州に咲くスズランが、九州の阿蘇にも咲い…

小説「新・人間革命」 人材城 17 2012年 4月28日

山本伸一は、三角のメンバーが、十一月十六日を「三角の日」と決めて頑張っていることを聞き、学会の記念日の意義について語っていった。 「学会としても、さまざまな記念日を定めていますが、大事なことは、その淵源に立ち返り、歴史と精神を子々孫々にまで…

小説「新・人間革命」 人材城 16 2012年 4月27日

山本伸一は、本部長の坂上良江から、三角のメンバーの話を聞くと、彼女に言った。 「三角の同志と私は、お会いできなくとも、心は一緒です。私は、三角のことを忘れません。 私の一念に、深く刻まれています。また、皆さんの心には、私がいます。 私と一緒に…

小説「新・人間革命」 人材城 15 2012年 4月26日

坂上良江は、さらに山本伸一に語った。 「三角駅などのある地域は、三角総ブロック(現在の支部)になっております。 メンバーは、先生が三角港に着かれ、熊本県への第一歩を印された十一月十六日を、『三角の日』と決めて、頑張っています。 毎年、この日に…

小説「新・人間革命」 人材城 14 2012年 4月25日

熊本文化会館の開館記念勤行会が行われた二十八日の午後五時過ぎから、山本伸一は、本部長ら四十人ほどとの懇談会に出席した。 会場は、学会員が営む食堂であった。 最初に、トンカツ定食に舌鼓をうち、それから、伸一を囲んで語らいが始まった。 一人の婦人…

小説「新・人間革命」 人材城 13 2012年 4月24日

山本伸一は、場内を見渡しながら語った。 「健康は、基本的には、自分で守り、自分で管理するしかありません。 最終的には、自己責任です。自分の体のことを、いちばんよくわかるのは、自分であるともいえます。 健康を創造することは、自身の人生の価値を創…

小説「新・人間革命」 人材城12 2012年 4月23日

山本伸一は、さらに、「広宣流布は、長途の旅ゆえに、健康に留意し、リズム正しい信心即生活の日々であれ」と訴えた。 「健康増進のためには、『健康になろう』『健康であろう』と決め、日々、朗々と唱題し、満々たる生命力を涌現させて、勇んで活動に励むん…

小説「新・人間革命」 人材城11 2012年 4月21日

翌五月二十八日の午後、熊本文化会館の開館記念勤行会が、晴れやかに開催された。 勤行会のあいさつで山本伸一は、学会活動は、「自身の信心の歓喜と福運を増すための運動」であると述べた。 そして、学会活動に対しては、義務的な心ではなく、権利ととらえ…

小説「新・人間革命」 人材城10 2012年 4月20日

女子職員たちは、山本伸一の言葉に、一つ一つ大きく頷きながら、耳を傾けていた。 「女子部の若いリーダーの人も、年長の部員さんから信頼されるようになれば、悩みごとを打ち明けられたりもするでしょう。 豊富な人生経験がなければ、適切なアドバイスがで…

小説「新・人間革命」 人材城 9 2012年4月19日

山本伸一は、女子職員に、かんで含めるように語っていった。 若い女性リーダーが、自信をもち、はつらつと活動に励めるように、精いっぱいアドバイスしたかったからだ。 「同じ女子部員でも、相手が何歳も年長だと、共通の話題もなく、話がかみ合わない場合…

小説「新・人間革命」 人材城 8 2012年4月18日

戸田城聖は、女子部員が、いかなる試練にも負けない自己を築き、本当の幸福を実現していくために、生命の哲学を身につけさせたいと念願して、「女子部は教学で立ちなさい」と訴え続けてきたのである。 山本伸一は、熊本文化会館の月下の庭園で、女子職員らと…

小説「新・人間革命」 人材城 7 2012年4月17日

かつて、女性は、幼い時は父母に従い、結婚してからは夫に従い、老いてからは子に従うべきであるとされていた。 近代の女性たちは、そうした服従の綱を断ち、自立の道を歩もうとしてきた。 「女性の世紀」を展望するうえで大事なことは、その自立の道が、真…

小説「新・人間革命」 人材城 6 2012年4月16日

山本伸一は、午後七時半過ぎからは、会館二階の屋上に造られた庭園で、女子部の職員らと懇談会をもった。 彼は、一人ひとりに、ねぎらいの言葉をかけたあと、結婚について語っていった。 「結婚の時期というのは、人によって違います。早く結婚する場合もあ…