きょうの聖教新聞 2006・11・3

★名字の言

▼『十二世紀ルネサンス』(伊藤俊太郎著、講談社学術文庫)を興味深く読んだ。通常、ルネサンスとは、イタリア・ルネサンスのことで、14~16世紀に起きた運動を指す。しかし、西欧世界の文化的基盤が整備された12世紀にも、ヨーロッパ文化の一大転換期があったというのである

▼この転換を可能にした要因が、外的にはイスラム文明との出あい。そして、内的な要因の一つは「農村の生産力向上」だった。すでに9世紀ごろから、農地を三つに分けて、一つの農地を必ず休ませ、地力を回復させる農法なども普及している

▼これまで社会の進展をリードしてきたのは都市の市民階級といえるだろう。が、それを支えてきたのは「食」を生産する農村だ。牧口初代会長は『人生地理学』で農民が「自ら勤労の習慣と共に倹約の気風を生す」と、その勤勉さを讃え、“民衆の大地”がひとたび動けば、時代に大きな力を与えると指摘している

▼今、各地で農漁村主張大会が活発に開催されている。農村部の友が努力を重ね、自らつかんだ信仰の喜びと確信が、内外に新鮮な感動を呼ぶ。それが農村の活性化へつながり、学会理解も進展する

▼農村の重要性をあらためて確認し、“精神のルネサンス運動”を進めていきたい。 ( 桂 )

★ブラジル ルラ大統領からメッセージ
  SGI会長への名誉学術称号200を祝賀
  「勇敢に戦いを起こす池田博士 受賞は人間主義の勝利の証し」

★「創立の月」を祝賀し名誉会長が全同志に句

   燦然と
    輝く歴史
      創価

★第31回「広布文化賞」を発表
  創価文化への貢献を賛嘆  文化・教育・国際本部の代表12人

創立記念日祝賀協議会での名誉会長のスピーチ  ㊦
  不屈!私は地域の幸福責任者
  最高峰へ!戦いはこれからだ

★あの日あの時   7
 池田先生と北海道     必死の一人が歴史を変えた

★わが友に贈る
 未来部員は
 皆 わが子であり
 皆 わが弟、妹である。
 世界の宝の人材を
 真剣勝負で育てよ!