わが友に希望を! わが同志に賞賛を! 2006年12月25日

わが友に希望を! わが同志に賞賛を!   山本 伸一

朝の風が
冷たくなってきた。
今日も私は
希望を胸に立ち上がった。
今日一日
勝利と陽気なドラマを
展開するのだ。

私には
侘しさというものがない。
大きな誇りと
新しい希望に向って
魂が光っているからだ。

私は
悲しい人生を送りたくない。
敗北の人生を送りたくない。
だから
いかに疲れても
喜びと決意を胸に
燃えゆく勝利の魂を
光らせているのだ。

古代ギリシャの教育者、
弁論家であった
ソクラテスは語った。
「有益な言論を聞いて
学ぼうとしないのは、
友人の好意を拒むのと
同じように身苦しい」

あの人のような
心の暗き
衰弱しそうな人生を
送りたくない。
侘しさに包まれゆく
あの人の人生の生き方に
絶対反対だ。
偽りのある勝利者
あの身の栄えは
あまりにも侘しく哀れだ。

イギリスの詩人であり
劇作家である
シェークスピアは謳った。
「邪悪な生き方をしてきた
しるしがこれだ。
死の近づくのを
これほどまでに
恐れるというのは!」

君には常に
燃え上がる希望がある。
重苦しい敗北の姿など
まったくない。
私は
君を友にしたことを
最大の誇りとする。

嫉妬の連中の嘲笑に
君の正義の心は
決然と立ち上がり
己の深き決意で
嘲笑の奴らを
全滅させる。
君は断固として
勝ったのだ!

日蓮大聖人は
厳然と仰せになられた。
「心こそ大切なれ」
そして
「末代の法華経の行者を
ただ戯れに罵っただけでも
提婆達多のように
三業相応して
一中劫もの間
仏を罵倒した罪よりも
過ぎている」

さらに御聖訓には
提婆の弟子となり
釈尊に反逆したく伽梨も
虚偽を構えて
舎利ほつを陥れようとして
「生身のまま
阿鼻地獄に堕ちた」
と断罪されている。

おお
なんと信念の強き
正義の剣を持ちたる
君の雄雄しき姿よ!

君がいるだけで
皆は勇気を持てる。
君が行動するだけで
皆の輝く勝利の未来は
開かれてゆく。

そして
朝早くから
神々しき
昇りゆく太陽とともに
読経唱題する
仏の如き姿は
なんと偉大なる
人生を深く歓喜
勝利を飾りゆく実像よ!

君の端座した祈りの
四方八方の
無限なる天空から
幾千万の諸天善神も
同じく妙法に合唱する。
いな仏菩薩も
同じく合唱する。

これが
法華経の儀式であり
真髄の実像だ。
これほどの
尊き人生はない。
これほどの
勝利と歓喜の生命はない。

その使命をもって
来る日 来る年も
多くの人びとを
法華経に導きゆく君こそが
偉大なる
尊き仏の力用を持てる
大英雄なのだ。

満々たる
信念と正義を包む
慈悲広大なる
生命の究極の大正道を
進み戦っていく君は
仏の生命に違いない。

人生の
あらゆる苦難を打ち砕き
悠然と勝利しゆく
君の生命の鼓動は
なんと価値深き
人生という奥義を知った
行動であろうか。

おお わが友!
おお わが同志!
そして
永遠に一緒に闘いゆく
凛々しき
紅顔の君の共同線は
最極に楽しい。

わが青春に
大聖人はかくの如く
賞賛の経を贈られた。
「人が何と言おうと
ただ放っておきなさい。
梵天や帝釈等の御計らいで
日本国の人びとが一度に
信ずることがあるであろう。
その時
“私ももとから信じていた”
という人が
多くいるであろうと思われる。」

さらにまた
大聖人は仰せである。
「かくれての信あれば・
あらわれての徳あるなり」

いわゆる有名人が
なんだ!
威張り散らす政治家が
なんだ!
驕り高ぶった著名人が
なんだ!

仏の眼から見れば
「夢の中の栄え」に過ぎない。
名聞名利の誹謗の輩には
容赦ない「極卒の呵責」が
待っているだけだ。

我らの未来は
神々しく開かれている。
我らの前進の体は
勝利の宝の山に
光っている。

若き正義の青年が
若き信念の青年が
太陽に輝きながら
スクラムを組みゆく
壮観な姿こそ
霊鷲山の姿であるのだ。

今や
真実の平和の大連隊は
百九十の国々の
栄光の未来を開拓しゆく
青年たちの陣列となった。

釈尊の予言を
明確に実現し
さらにまた
大聖人の予言を
確実に厳然と大証明した
崇高なる不滅の行進を
進めゆくのは
私たち以外に
断じていないのだ。

未来の理想社会の
建設に立ち上がった
若きとうえいちょうは叫んだ。
「なぜ、人を嫉妬するのか?」
「嫉妬がうまれた後、
あとについてくるのは
陰謀をめぐらすことである」

さらに
「目覚めるのだ!
革新するのだ!
一切の鉄鎖や束縛を
打ち破り
苦しみの海を
跳躍しゆくのだ。
何ものにも
愚弄されてはならない」

幾たびか語り合った
中国革命の闘士
周恩来総理の夫人
とうえいちょうの心の響きは
今もって
私の胸から離れない。

そして
青年をこよなく愛した
大詩人シラーは謳った。
「怖れることなく、
翼をうちひろげて
高く、
君らの時代の流れの上に、
跳びあがれ!」
その通りだ。

私の多くの友の人生には
黒い憂愁の影など
まったくない。

いかなる巨大な嵐にも
断じて屈せず
荒鷲の如く悠然と飛びゆく
わが友の姿に
私は拍手を贈りたい。
私の笑顔は消えない。

ああ 君よ!
ああ わが友よ!
君は
古代の英雄よりも
天空に響きわたる雷鳴よりも
その深き哲学と信仰を
勇敢に師子吼している。

決して敗北のなき
心の決意と生命の
勝利の証明者の君に
無限の賞賛を
私は贈りたいのだ。

いな
三世十方の仏菩薩が
君たちを護り
御本仏・日蓮大聖人の
永遠の賞賛が
限りなく
君たちの胸に
光り輝くことは
絶対に間違いない。
                  2006年12月21日  
                  学会本部・師弟会館にて
                  世界桂冠詩人