07年9月18日 聖教新聞 山梨最高協議会での名誉会長のスピーチ 上-2
07年9月18日 聖教新聞
山梨最高協議会での名誉会長のスピーチ 上-2
弟子を愛した師 師を守った弟子
一、さて、戸田先生が亡くなられてから、明年で、ちょうど50年となる。
ご逝去されたのは、昭和33年(1958年)の4月2日。その直前の3月に、ある幹部が戸田先生に質問をした。
「これからの学会の前進のために大事なことは何でしょうか」
戸田先生は、明快にご指導された。
「第3代会長を、全魂込めて、皆で護ることだ。
第3代会長を中心に、仲良く生き抜いていくことだ」
戸田先生は、弟子を何よりも大切にしてくださった。
何がどうなろうと君さえ健在ならば、学会の未来は安心だ。君が大事なのだと言って、私を、心を尽くして育ててくださった。
そして私は、戸田先生を、命をかけてお守りした。戸田先生のため、あらゆる戦いを勝った。
戸田先生は、広宣流布の大指導者であられる。ゆえに、その戸田先生に、私は命を捧げた。
私は、ただ師匠のために戦った。
師匠に直結しない戦いは、いかなる戦いも意味がない。そう、私は決めていた。
全部、戸田先生の言われる通りに戦ってきた。
これが師弟である。
口先だけの生き方は、結局は不幸である。嫉妬や偏見は、何の得にもならない。自分も、子孫も、損をするだけだ。
山梨の皆様には、本物の師弟直結の人材城を築いてもらいたい。
皆様はどうか、私とともに、真実の師弟の道を歩み抜いていただきたい。そして、勝ち抜いていただきたい。
師弟の精神が盤石であれば、それが土台となり、因となって、「大山梨」を築くことができる。
そうした見事なる「大山梨」ができれば、日本中、いな、世界中に、勝利の波動は広がっていくのである(大拍手)。
幸福の最高峰へ
「いよいよ、「行動の秋」「挑戦の秋」「新しい前進の秋」がやってきた。
9月9日は「重陽の節句(節供)」である。重陽とは、中国で、めでたい数とされる「九」が重なる吉日という意味である。
また中国語では「九」と「久」の発音が同じであることから、"長久の繁栄"を願う日ともされているという。
中国では古来、この佳き日に、「登高」といって、秋の澄み切った大気の中、高き丘や山に登る風習がある。そこには、さらに高い境涯を目指そうという意義も込められているようだ。
日蓮大聖人は五節句の意義を釈され、9月9日は妙法蓮華経の「経の一字の祭り」(御書1070ページ、通解)と説かれている。
「経」とは、三世常恒を表し、声を表す。
あの王者の富士のごとき、永遠の幸福の最高峰に向かって、私たちは、勇んで語り、行動してまいりたい(大拍手)。
皆が元気になる賢明な指揮を
「季節の変わり目である。疲れをためないよう、上手に休息をとりながら、聡明に、健康第一で進んでいきたい。
題目を朗々とあげ、生命力を満々とたたえて、価値ある一日一日を勝ち取っていくことだ。
リーダーは、皆が元気になる、賢明な指導をお願いしたい。
同志を大きく包容し、一人一人が胸を張って進めるよう、名指揮を執っていただきたい。
全同志の皆様のご健康、ご多幸、そしてご長寿を、私も妻も、毎日、一生懸命、祈っています。
ともどもに、偉大なる師弟の勝利劇を綴り残してまいりたい(大拍手)。
(中に続く)
山梨最高協議会での名誉会長のスピーチ-(中)に続く
山梨最高協議会での名誉会長のスピーチ 上-2
弟子を愛した師 師を守った弟子
一、さて、戸田先生が亡くなられてから、明年で、ちょうど50年となる。
ご逝去されたのは、昭和33年(1958年)の4月2日。その直前の3月に、ある幹部が戸田先生に質問をした。
「これからの学会の前進のために大事なことは何でしょうか」
戸田先生は、明快にご指導された。
「第3代会長を、全魂込めて、皆で護ることだ。
第3代会長を中心に、仲良く生き抜いていくことだ」
戸田先生は、弟子を何よりも大切にしてくださった。
何がどうなろうと君さえ健在ならば、学会の未来は安心だ。君が大事なのだと言って、私を、心を尽くして育ててくださった。
そして私は、戸田先生を、命をかけてお守りした。戸田先生のため、あらゆる戦いを勝った。
戸田先生は、広宣流布の大指導者であられる。ゆえに、その戸田先生に、私は命を捧げた。
私は、ただ師匠のために戦った。
師匠に直結しない戦いは、いかなる戦いも意味がない。そう、私は決めていた。
全部、戸田先生の言われる通りに戦ってきた。
これが師弟である。
口先だけの生き方は、結局は不幸である。嫉妬や偏見は、何の得にもならない。自分も、子孫も、損をするだけだ。
山梨の皆様には、本物の師弟直結の人材城を築いてもらいたい。
皆様はどうか、私とともに、真実の師弟の道を歩み抜いていただきたい。そして、勝ち抜いていただきたい。
師弟の精神が盤石であれば、それが土台となり、因となって、「大山梨」を築くことができる。
そうした見事なる「大山梨」ができれば、日本中、いな、世界中に、勝利の波動は広がっていくのである(大拍手)。
幸福の最高峰へ
「いよいよ、「行動の秋」「挑戦の秋」「新しい前進の秋」がやってきた。
9月9日は「重陽の節句(節供)」である。重陽とは、中国で、めでたい数とされる「九」が重なる吉日という意味である。
また中国語では「九」と「久」の発音が同じであることから、"長久の繁栄"を願う日ともされているという。
中国では古来、この佳き日に、「登高」といって、秋の澄み切った大気の中、高き丘や山に登る風習がある。そこには、さらに高い境涯を目指そうという意義も込められているようだ。
日蓮大聖人は五節句の意義を釈され、9月9日は妙法蓮華経の「経の一字の祭り」(御書1070ページ、通解)と説かれている。
「経」とは、三世常恒を表し、声を表す。
あの王者の富士のごとき、永遠の幸福の最高峰に向かって、私たちは、勇んで語り、行動してまいりたい(大拍手)。
皆が元気になる賢明な指揮を
「季節の変わり目である。疲れをためないよう、上手に休息をとりながら、聡明に、健康第一で進んでいきたい。
題目を朗々とあげ、生命力を満々とたたえて、価値ある一日一日を勝ち取っていくことだ。
リーダーは、皆が元気になる、賢明な指導をお願いしたい。
同志を大きく包容し、一人一人が胸を張って進めるよう、名指揮を執っていただきたい。
全同志の皆様のご健康、ご多幸、そしてご長寿を、私も妻も、毎日、一生懸命、祈っています。
ともどもに、偉大なる師弟の勝利劇を綴り残してまいりたい(大拍手)。
(中に続く)
山梨最高協議会での名誉会長のスピーチ-(中)に続く