07年10月11日 聖教新聞  「情熱の日記念集会」に創立者のメッセージ

07年10月11日 聖教新聞
「情熱の日記念集会」に創立者のメッセージ

努力!その人に希望は輝く
メキシコの詩人 生きるとは理想を持つことだ

創立者のメッセージ 
 一、わが創価学園の創立40周年を飾りゆく、晴れやかな伝統の「情熱の日」、まことにおめでとう!
 私の心は、いつも、どんな時も、愛する学園生の皆さんと一緒です。
 きょうも、皆さんと共に語り、共に歌い、共に勝ちどきをあげゆく思いで、見守っております。
 一、太陽と情熱の国メキシコの有名な大詩人アルフォンソ・レイエスは謳いました。
 「青春時代は黄金の輝きを持つ」と。
 まさしく、わが学園生は、一人ももれなく、黄金の輝きを放つ、英知の人材です。私の最高の誇りであり、宝であり、生命であります。
 このほど、私は、皆さん方の創立者として、メキシコの人文統合大学より、名誉人文学博士号を拝受いたしました。
 じつは、私の恩師である戸田城聖先生は、亡くなられる直前、若き私の手を握りしめながら、強く語られました。
 「メキシコヘ行った夢を見たよ」「君の本当の舞台は世界だよ」
 この恩師の言われる通り、私は、全世界に「平和」と「文化」と「教育」の道を開きました。世界の大学・学術機関から受章した「220」を超す名誉学術称号は、その信頼の証しです。
 この知性の栄冠を受け継いで、さらにさらに、光り輝かせてゆくのは、わが学園生です。
 すでに学園出身の先輩方は、世界のあらゆる分野で大活躍を開始しています。
 どうか、皆さん方も、続いてもらいたい。いな、先輩を大いに超えていっていただきたい。
 晴れ晴れと、「地球全体がわが家である」と宣言した、メキシコの詩人レイエスの言葉に、こうあります。
 「まず理想を持つことだ。志を持つことだ。一生をかけて、理想と志を叶えるならば、君はそこに生きることの意味を見いだすであろう」
 わが学園生は、人々のため、正義のため、平和のために「大いなる理想」を胸に燃え上がらせていくことです。
 いかなる邪悪も打ち破りゆく、巌窟王のごとき実力を磨き抜いていくことです。
 皆さんの中から、世界へ雄飛する一流の大学者も、大科学者も、大教育者も、大指導者も出ることを、私は絶対に確信してやみません。
 学園生の晴れ姿が、私の勝利です。
 一、現在、私は、中国の「学術界・芸術界の宝の中の宝」と仰がれる、饒宗頤(じょうそうい)先生と対談を進めています。饒先生は語られま心た。
 「金銭はなくなれば終わりですが、身につけた学問は、その後も裏切ることはない。時とともに、ますます生かされていきます」
 「学問とは、人類全体の遺産を受け継ぐわけですから、これ以上の財産はない。聡明であれば、ほかから奪われることも、失うこともありません」
 まったく、その通りです。
 皆さん方のおかげで、いまや、学園は「日本を代表する名門校」「世界に開かれた理想の教育城」など、絶讃が寄せられる時代に入りました。
 人類が、学園生の成長を待っています。
 ゆえに、いまは、世界の「英知の財産」「精神の宝」を、積極果敢に学び抜いていくことです。
 途中の姿で、一喜一憂することはありません。
 努力する人には、希望が沸きます。希望とは努力から生まれるのです。
 ねばり強く、努力を貫き通していく人が、最後は必ず勝ちます。
 饒先生は、90歳となられた今もなお、大情熱を燃やして前進を続けておられます。その思いを、こう語っておられた。
 「私は、創価の精神──とくに創価の『創』の文字に込められた精神を学ばせていただきました。それは『向上』です。『学習を続けること』です。『進歩』です。『変化』です。これがあってこそ成長することができるのです」
 わが愛する学園生よ、「努力の翼」を広げて、学問の最高峰へ、勇んで挑みゆけ!
 わが信ずる学園生よ、「情熱の翼」を広げて、正義の勝利の大空へ、力強く羽ばたきゆけ!
 健康第一で! お父さん、お母さんを世界一、幸福にしてあげられる親孝行の人であってください。また元気にお会いしよう!

「情熱の日記念集会」に創立者のメッセージ〔完〕






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