2007年12月24日付 聖教新聞 広布第2幕 第4回全国青年部幹部会での名誉会長にスピーチ-1

2007年12月24日付 聖教新聞
広布第2幕 第4回全国青年部幹部会での名誉会長にスピーチ-1

前進!!日本一を合言葉に
はればれと「勝利の一年」ありがとう
ドストエフスキー
人生は大いなる芸術
道を開け!勇気と信念で人類を結べ

一、天も晴れ、地も晴れ、我々の心も晴れ晴れと、勝利、勝利の1年を飾ることができました!
 皆さん、ありがとう!
 本当にご苦労さまでした!(大拍手)
 さらに、偉大な勝利に向かって、若き「世紀の同志」の集いたる記念の幹部会を、心から祝福し合いたいと思いますが、どうでしょうか!(賛同の大拍手が)
 本日は、海外からも、第一級の指導者の先生方を来賓としてお迎えすることができました。遠方より、ありがとうございました。
 また芸術部の代表、医学界やスポーツ界など各界で活躍する友の代表も駆けつけてくださいました。いつも、ありがとう!
 それぞれが、わが使命の大舞台で、断じて勝ってください。君たち一人一人を、私は、いつまでも見守っていきます。
 ともあれ、来年も、全員が「日本一」「世界一」を合言葉に、朗らかに、勇敢に、たくましく、忍耐強く、広宣流布の人生の「勝利の歴史」を飾っていくことを誓い合いたいと思います。
 若き指導者たる君たちよ、万事、勝利を頼む!
 皆さんが、あらゆる苦難の波を、苦闘の嵐を、断固と乗り越え、勝ち越えゆくことを、私は強くまた深く祈っています。
 きょうからまた、ともどもに、新たな出発を開始しましょう!(大拍手)

 最強の力が自分の中に
 一、ロシアの大文豪ドストエフスキーは言いました。
 「人生は、大いなる芸術である。生きるということは、自分自身を芸術作品として創り上げることである」と。
 人生とは、一大芸術作品にも等しい。
 なかんずく、「若さ」は、それ自体が最も美しい。
 たとえ、お金がなくとも、何がなくとも、若さがあれば、最高無上の財産を持っているのと同じです。
 青春は、無限の創造力に満ちています。
 わが人生を、生き抜き、勝ち抜いていく「力」を、美しい勝利の「世界」を、皆さんは、全部、自分の中に持っている。
 また、それを、存分に出し切りながら生きていける。
 それが「若さ」というものです。
 君たち青年は、「無限の可能性の塊」なのです。
 一、青年部の皆さん、広宣流布のこの1年、本当にご苦労さまでした。
 とくに、創価班、牙城会の大学校の皆さん!
 さらに、女子部のヤング・リーダーの皆さん!
 きょうは、使命深き青春の大勝利の大会、おめでとう!(大拍手)

 もしもロシアの芸術がなければ 
 一、もしも、ロシアの芸術がなかったならば、この地球は、どれほど、わびしい星になってしまったか。
 貴国の芸術は、「人類の宝」です。
 その最高峰の美の殿堂から、「名誉会員証」を拝受し、これほどの光栄はございません。
 貴・ロシア芸術アカデミーのツェレテリ総裁、そして、総裁の名代であられる(ロシア・芸術家同盟国際連合の)ファトクーリン執行委員長、まことに、まことに、ありがとうございました(大拍手)。

青年は未来を照らす太陽
君よ 試練を勝ち越えよ
ペルシャの大詩人 苦しみなくして何も成就できない

 名作を読め! 
 一、私の青春時代は、トルストイユゴーホイットマンチェーホフ......あらゆるものを読みました。
 読書を怠れば、戸田先生が許さなかった。
 「大作、今、何を読んでいるのだ」
 「それは、どこまで読んだのだ」
 「では、その内否を言ってみろ」と。
 矢継ぎ早に追及され、ごまかそうにも、ごまかしようがありません(笑い)。
 当時、私は、苦境にあった先生の事業を支えて、朝から夜中まで、くたくたになるまで働きました。
 それからです。私は読みました。
 皆も読まなくてはいけない。いい小説を。いい本を。
 くだらない雑誌などを読んでいる者がいると、戸田先生は烈火のごとく叱られました。
 現実の課題と必死に格闘しながら、心は広々と、世界の文学に学んでいくのです。

 批判を恐れるな 
 一、名作『桜の園』などで知られる貴国の作家チェーホフは綴っています。
 「およそ打ち破ることのできない壁などというものが、ある筈はない」(原卓也訳「ある令嬢の話」、『チェーホフ全集7』所収、中央公論新社
 私もこの信条で、青春時代から、一つまた一つ、あらゆる「壁」を打ち破り、乗り越えて、今日を築いてきました。
 44年前(1963年)、民衆に芸術を開き、世界を文化で結びゆくことを願って、民音民主音楽協会)を創立したときも、周囲からは反対されました。宗教団体に必要ないと。
 さらに、日本と中国の国交正常化を提言したときも(1968年)、そして、ロシアを初めて訪問したときも(1974年)、激しい悪口と圧迫を受けました。批判・中傷ばかりでした。
 しかし、私は、戸田先生の弟子です。
 戸田大学の薫陶を受けた「革命児」であり、「開拓者」であるとの自負がありました。
 ゆえに、何も恐れなかった。
 自分のことばかり考えていると、恐れる心が出てきます。
 大目的に向かって進めば、限りない勇気がわいてくるものです。
 正義の人に恐れなし!
 信念の人に恐れなし!
 この心意気で進んでいきましょう。

 文化の橋を! 
 一、1974年の9月17日、クレムリンにおいて、コスイギン首相と初めてお会いした折に、私は率直に申し上げました。
 「日本人は、ロシア文学ロシア民謡には親しんでいても、ソ連には親近感をもっておりません。どこか"怖い国"という印象をもっております」
 「政治や経済の分野だけでは、真の友好はありえません。文化交流こそ、最も大切になってきます」と。
 コスイギン首相も、私の発言に「賛成です」と大きくうなずいてくださいました。今も忘れない、懐かしい歴史であります。
 ここにお迎えしたファトクーリン執行委員長も強調しておられる通り、「文化・芸術こそ、人間を結び合う橋」なのであります(大拍手)。

 途中がどうあれ最後に必ず勝て 
 一、きょうは、青年の芸術部の代表も出席してくれております。
 かのヴィクトル・ユゴーは叫んだ。「芸術は勇気である」と(榎本秋村訳『ユウゴオ論説集』春秋社書店)。
 人生も、勇気で開くのす。人生そのものが、芸術なのであります。
 私は「若き君たちよ、『勇気』で勝ち進め!」と申し上げておきたい。
 自分自身に勝つのだ。負ければ不幸であり、みすぼらしい。もしも男性が、そういう意気地なしだったら、女性から見ても、魅力がないのではないだろうか(笑い、拍手)。
 口がうまくても、格好がよくても、それで人間の真価は決まらない。生活力があるか。社会で光っているか。愛情、勇気、包容力があるか。聡明に見極めねばならない。
 ともあれ、わが学会の女子部は、一人も残らず幸福に。素晴らしい人生を!──そう私と妻は、心から祈っています(大拍手)。
 勇気をもって勝ち進むのだ。低次元の争いではなく、善のため、人のため、自分のため、国土のため、法のために、勝利を獲得するのだ。
 仏法は勝負です。ゆえに人生も勝負だ。勝つか、負けるか。
 世の中には、見た目は勝った格好をしながら、"心"は負けている、"人として"負けている者たちがいます。そういう情けない輩が、偉ぶっている場合がある。
 途中がどうあれ、最後には必ず勝つ。そういう勝利の劇を、堂々と残していただきたい。そのための信心だ。そのための人生だ。
 スポーツ界の友も、きょうは、ご苦労さま!頑張って! 皆で応援しよう!(大拍手)

広布第2幕 第4回全国青年部幹部会での名誉会長にスピーチ-2に続く

ブログ はればれさんからのコピーです。