2008年3月25日付 聖教新聞 家庭教育セミナーでの名誉会長のメッセージ(抜粋)

2008年3月25日付 聖教新聞
家庭教育セミナーでの名誉会長のメッセージ(抜粋)

子どもは『人類の宝』
[教育は共育]自分が成長した分 後継の人材も成長

 最も地道なことが、最も偉大なことです。
 最も基本の課題が、最も先端の課題です。
 その意味において、何にもまして重要な「家庭教育セミナー」の開催、誠にご苦労さまです。
 お忙しいなか、ご出席くださった、お父さま、お母さま方、本当にありがとうございます。
 また来る日も来る日も、かけがえのない未来部のために、奔走し、激励を続けてくださっている、導き「未来部育成部長」「21世紀使命会」をはじめ、ご関係の皆さま方にも、私は心から感謝申し上げます。
 蓮祖大聖人は、弟子の家庭の子どもたちを、こよなく慈しんでおられました。
 四条金吾と日眼女夫妻が授かった子どもについても、「法華経が流布していく種を継ぐ、玉のような子どもが生まれるであろう」(御書1109ページ、通解)と述べておられます。
 妙法を受持した家庭に生まれてきた、そのこと自休、どれほど大きな福運であり、どれほど深い使命があることか。
 大聖人は、その子こそ「色心二法をつぐ人」(同ページ)であるとも仰せになられました。
 すなわち、皆さま方のお子さんは、「信心」という、人間として、何よりも尊く、何よりも強く、何よりも美しき「心」を確かに受け継いでくれる、「わが家の宝」であり、「国の宝」であり、「人類の宝」なのであります。
 わが学会家族が、皆で心を合わせて、「家庭教育」に光を当てながら、一人一人の子どもを真剣に大事に育んでいくことは、御本仏の御心に深く強く適っております。
 だからこそ、創価の「家庭教育」の充実は、そのまま令法久住の「人材・拡大」に直結していることを確信していってください。
 それは、大聖人からお預かりした、お子さん方を一人ももれなく、学会の庭で広宣流布の大人材へと育てていく挑戦なのであります。
 戸田先生も、よく言われました。
 「子どもは、未来からの使者だと思って大切にしなさい。社会に、世界に貢献させることを目標において、わが子を愛していくことだ」と。
 戸田先生は、わが家にも具体的にアドバイスをくださいました。
 「子どもが学校に行くようになったら、手を振って送ってあげる」
 「多忙で離れていても、電話や手紙で励ましてあげる」
 「子どもは、伸び伸びと自由にさせながらも、何をしているかを、親がよく心におさめて、祈り、見守ってあげる」等々──。
 まことに、師匠という存在ほど、ありがたいものはありません。
 創価の「師弟」という最極の生命の軌道に則った「家庭教育」には、絶対に行き詰まりがない。その開かれた家庭には、無限の希望と和楽と勝利の未来が、光り輝いていくのであります。
 ともあれ、「教育」は「共育(共に育つ)」であります。
 自分が成長した分だけ、後継の人材も共に成長する。子どもは、大人自身を成長させてくれる、かけがえのない"善知識"でもあります。
 私たちの友人で、子どもを育てながら、3000万本の植樹運動を成し遂げてきたアフリカの「環境の母」マ一夕イ博士は言われました。
 「大河にも必ずどこかに始まりがある。それはしばしば、大地の割れ目より、ふつふつと湧き出づる小さな泉から始まるのです」
 広宣流布は、眼前の一人の若き生命を育て伸ばしながら、尽きることのない「人材の大河」の流れを起こしゆく聖業です。
 さあ、ともどもに、この永遠不滅の偉業に勇んで邁進しましょう!
 私も妻も、全同志の家庭教育の勝利と栄光を祈ってまいります。
 21世紀の昇りゆく旭日である、各地域、各ご家庭の未来部の皆さんに、どうか、くれぐれも宜しくお伝えください。

家庭教育セミナーでの名誉会長のメッセージ(抜粋)〔完〕


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