正義 49 2014年 2月28日

みずみずしい若葉が、中部の新生を感じさせていた。
四月二十二日午後、会長・山本伸一が出席して、名古屋市の中部文化会館で、四月度本部幹部会が晴れやかに開催された。
伸一の会長就任十八周年の「5・3」を目前に控えた本部幹部会とあって、祝賀の思いを託し、壇上には花菖蒲が飾られ、この日の集いに彩りを添えていた。
席上、伸一は、全国の同志の絶大なる尽力と奮闘に衷心より感謝の意を述べ、「皆様方が安心して信心に励み、広宣流布に邁進できるように、常に矢面に立ち、勇んで戦いの指揮を執っていきたい」と抱負を語った。
そして、御書を拝して、いかなる大難が競い起ころうとも、前進の力へ、向上の力へ、発展の力へと転じていくなかに、真の仏法者の生き方があることを述べた。
さらに、渾身の力を込めて訴えた。
「仏法の眼を開いて見るならば、私どもは、宿縁深くして、広宣流布の尊き使命を果たすために、今、末法に出現したのであります。それは、久遠の昔からの、われらの誓願にほかなりません。
自らこいねがい、仏に誓ったことなのであります。
われわれは、ひとたび決めたこの道──すなわち『信心の道』『一生成仏の道』『広宣流布の道』『師弟の道』『同志の道』を、生涯、貫き通して、ともどもに勝利の人生を飾ってまいろうではありませんか!」
誓いの大拍手が湧き起こった。
中部の同志が、断固、「この道」を進みゆかんと心を定めた瞬間であった。
「既に広宣流布の基盤は出来上がっております。いよいよ本格的な地域建設の時代を迎えました。
しかし、それだけに、広布を阻もうとする障魔の嵐も激しさを増してくることは間違いありません。
ゆえに、『日々発心』であり、『日々精進』であります。
「わが人生に悔いなしと言える前進を、今日から再び開始しようではありませんか!」
さらに、大拍手が場内に轟いた。