「世界広布新時代第3回本部幹部会」「全国青年部幹部会」「創価班・牙城会・白蓮グループ大会」「全国通信員大会」へのメッセージ

 希望の大遠征へ、いざ出発! 「世界広布新時代第3回本部幹部会」が11日午後、「全国青年部幹部会」「創価班・牙城会・白蓮グループ大会」「全国通信員大会」の意義を込め、巣鴨の東京戸田記念講堂で晴れやかに開催された。これには、原田会長、正木理事長、杉本婦人部長をはじめ各部の代表が、SGI(創価学会インタナショナル)16カ国・地域127人の友と出席。池田大作名誉会長は記念のメッセージを贈り、異体同心の団結と勇気の対話で「人間共和の都」の大建設をと力説。広宣流布という正義の大誓願に生き抜き、朗々たる題目を轟かせながら、万年に語り継がれる歴史的な一年を共々に勝ち飾ろうと呼び掛けた。
 新春の青空から、まばゆい日差しが降り注ぐ。「創価の新時代」を寿ぐかのような大晴天に包まれた幹部会では、青年学会の主役たる創価班・牙城会・白蓮グループの代表が、はつらつと活動報告を行った。
今の挑戦 今の苦労 今の努力で 万年に輝く「勝利の物語」を綴れ
白馬の如く題目を響かせ前進!
三世に崩れぬ大境涯を
 一、「創価の青年の新時代」を颯爽と告げゆく幹部会、誠におめでとう!
 日本全国さらに世界の創価班・牙城会、白蓮グループの皆さん、いつも、ありがとう!
 晴れやかな新成人の集いも、うれしい。
 宝の未来部も、ご苦労さま!。
 また、民衆の言論城・聖教新聞の誉れである通信員の皆さん方にも、心から感謝します。
 そして、最も寒い日本に、はるばる海外より集われた16カ国・地域の皆さん、本当にようこそ、お越しくださいました(大拍手)。
この一年、一日一日を悔いなく!
御聖訓を胸に広宣流布へ!
 一、青年部時代から、私が新年の出発に際し、決意も新たに心肝に染めてきた三つの御聖訓があります。
 一つは、「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」(御書970㌻)。
 二つ目は、「命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也」(同955㌻)です。
 限りある命である。
 一年また一年、あっという間に過ぎ去ってしまう今世の人生である。
 だからこそ、永遠不滅の妙法と共に、死身弘法の師匠と共に、ただただ「広宣流布」という大誓願のため、わが生命を惜しみなく燃え上がらせて、この一年を、一日また一日、悔いなく戦い切っていくのだ!
 こう、若き日より、思い定めてきました。
 この決意は、今もまったく、変わりはありません。
未来を開きゆく不屈の勇者たれ
 一、さらに、三つ目の御聖訓は「未来までの・ものがたり(物語)なに事か・これにすぎ候べき」(同1086㌻)という「兄弟抄」の一節です。
 悪侶からの圧迫、親からの勘当という苦難にも、断じて屈することなく、勇気ある信心で力を合わせて戦い進んでいた池上兄弟を、日蓮大聖人が「未来までの物語として、これ以上のものはないであろう」と讃えられた御文です。
 大聖人は、私たちの今の挑戦も、今の苦労も、今の努力も、今の同志愛も、そして今の勝利も、すべてが消え去ることなく、「未来までの物語」となって永劫に光り輝いていくと、励ましてくださっているのです。
 一、なぜ、我らの誓願の闘争には、障害が立ちはだかるのか。
 なぜ、我らの使命の人生には、試練が襲いかかってくるのか。
 それは、一つ一つ、我らが変毒為薬して、三世に崩れざる仏の大境涯を開いていくためです。
 とともに、どんな困難も、どんな迫害も、どんな宿命も、妙法を持《たも》って広宣流布の正義に生き抜く勇者は、必ず必ず勝ち越えていけるという勝利の物語を、現在だけではなく後世へ、示し切っていくためです。
 そして、はるかな未来の世界にまで、限りない勇気と希望を贈り続けていくためなのであります。
 いかなる権勢の人たりとも、いかなる財宝の人たりとも、移ろいゆく無常を免れることはできない。
 いかなる学識の人たりとも、いかなる知性の人たりとも、一寸先は闇であり、確固たる未来を見通すことはできない。生老病死の本源的な苦を打開することもできません。
 それゆえに、久遠元初からの誓願を掲げて、三世永遠に、常楽我浄の生命の軌道を、大確信をもって人類へ示しゆく、私たちの宿縁は、あまりにも深い。
忍耐で挑みゆけ
 一、わが師・戸田城聖先生は、悠然と「私たちは未来の経典に『創価学会仏』として記《しる》されていくのだ」と展望されていました。
 末法万年尽未来際への大遠征を思えば、いまだ、世界広宣流布の草創期といっても、決して過言ではありません。
 今、一人の友に、随力弘通で妙法を語り切る勇気が、未来に無量無辺の地涌の眷属を創り広げる。
 今、言いしれぬ災難にも負けずに、信心を貫き通す不屈の忍耐が、未来の社会の活路を赫々と照らし出す。
 今、多彩にして多様な友と、励まし合って進む異体同心の団結が、未来の人間共和の都を建設する。
 今、地道に誇り高く信念に走りゆく青春が、あとに続く幾千万もの未来の青年に、人生の栄光と勝利の大道を切り開くのであります。
 さあ、白馬のいななくように、朗々たる題目を轟かせながら、頑健な生命力を発揮して、万年の未来までの物語として語り継がれゆく、歴史的な一年を共々に飾りゆこう! と申し上げて、私のメッセージといたします。
 皆、春夏秋冬、お元気で!
 風邪など、ひかないように!(大拍手)