大白蓮華 巻頭言 2018年 9月号

2018年(平成30年)9月号(No.827
 
人間革命の光は座談会から!
 
わが青春の人間革命の挑戦(ちょうせん)は、座談会から始まった。
恩師・戸田城聖先生とお会いして、「正しい人生の道」を教えていただいた座談会である。
以来、いつでも、いずこでも、座談会を起点として、同士と共に、広宣流布の新たな開拓(かいたく)に挑(いど)んできた。
そして今、世界中の「ザダンカイ」から生まれ広がる人間革命の希望の連鎖(れんさ)に、心を弾(はず)ませる日々である。
法華経において、釈尊(しゃくそん)は「如我等無異(にょがとうむい)」と宣言された。
全ての衆生(しゅじょう)を等(ひと)しく仏と同じ境涯(きょうがい)に高めたい!と。
この大願が脈打(みゃくう)つ最極(さいごく)の会座(えざ)こそ、座談会なのである。
座談会は、まさしく皆が主役だ。集い合った友が一人ももれなく元気で、明るい笑顔で幸福に前進できるようにとの、仏に等しい祈りと励ましに満ちているではないか。
日蓮大聖人は「大悪大善御書(だいあくだいぜんごしょ)」に仰せになられた。
「各各(おのおの)なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者(かしょうそんじゃ)にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗(しゃりほつ)にあらねども・. ってをどりぬべし、上行菩薩(じょうぎょうぼさつ)の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか」(1300ページ)
この御本仏と「同意」の創価の座談会には、どんな大悪の歎(なげ)きもはね返さずにはおかぬ不屈(ふくつ)の朗(ほが)らかさがある。
共々に元初の誓いに立ち返り、皆が、歓喜踊躍(かんきゆやく)して使命の舞(まい)へ打って出る会座なのだ。
ここに事実の上で、学会が仏法の真髄(しんずい)を継承(けいしょう)している証(あか)しもあるといってよい。
恩師は、「経済苦の菩薩も病気の菩薩も皆、地涌の菩薩だよ。同士と戦い抜けば、試練(しれん)はすべて功徳に変わる。
『勝った!』と言える境涯(きょうがい)になるんだよ」と激励された。
誰人(だれびと)も人間関係の難(むずか)しさに直面する現代社会にあって、 奇跡(きせき)のような「麗(うるわ)しい和楽(わらく)の集いを創(つく)り出していくのが、 我らの座談会だ。一回一回が実に尊(とうと)い仏道修行である。
みんなで祈り、自在(じざい)に「随縁真如(ずいえんしんにょ)の智(ち)」を出し合って、 世界一楽しい、わが地域の座談会を目指(めざ)していこう!
「新しい地涌の友よ、来れ!」と確信の声を響(ひぎ)かせながら、共々に人間革命の光を放ちゆこうではないか!
 
 人類の
 連帯までも
   開きゆく
  創価.の座談は
    平和の道かな