希望は常に前にある 2018年10月7日

開拓は、地道である。
一歩一歩である。
家庭訪問、個人指導、弘教・対話こそ、本当の仏道修行である。
大勢を集めて話すだけでは修行にならない。
自分が動かねばならない。
一カ月に何軒、回ったか。
一年に何軒、回ったか。
そこにしか真の「開拓」はない。
 
「あの人は駄目」「この人はこう」と固定観念をもち、決め込んでしまうと、相手の違った顔が見えない。
いな、相手と真っすぐ向き合うことができないのだ。
相手ではない。
自分の目に惑わされるのだ。
また、「自分は、もう、これだけしかできない」と決めつけてしまう場合もある。
先入観。我見。固定観念。思い込み――それらが自分を縛り、閉じ込めてしまっているのだ。
その心の檻を打ち破ることだ!
それには祈りと行動だ。
勇気をもって、ぶつかっていくことだ。
動けば、おのずから、視点は変わるのだ。
 
勇気こそ、幸福の門である。
勇気こそ、正義の銅鑼である。
勇気こそ、勝者の旗である。
一切の原点は、戸田先生が教えてくださった通り、「一人立つ勇気」にある。
そして、究極の勇気である「師子王の心」は、誰の胸中にも厳然とあるのだ。
 
これからが「本番」である。
希望は常に前にある。
栄光は前進し続ける中にある。
ともどもに悔いなく、最高の勝利の人生を飾っていこう。
 
 
 
青空のもと、5層の天守がそびえ立つ。1991年(平成3年)3月、池田大作先生は中国方面の総会等に出席するため、広島へ。
その折、「鯉城」という美しい別名を持つ広島城をカメラに収めた。
安土桃山時代に築城された広島城天守は国宝となったが、戦時中、原爆投下によって灰燼に帰してしまった。
その後、天守は再建され、復興の象徴となっている。
明後9日は広布史に燦然と輝く「山口開拓指導」の開始の日。
56年(昭和31年)10月から翌年1月にかけ、池田先生の陣頭指揮のもと、短期間で約10倍となる弘教拡大の金字塔を打ち立てた。
開拓精神こそ学会精神。私たちもまた、不屈の心で新たな人材の城を築いていきたい。