今いる場所で輝く人に 2018年10月28日


今、社会では人間力が求められている。
仕事上の能力だけでなく、直面した難局に、いかに挑み、いかに価値を創造するかが、問われる。
だからこそ、辛抱強いことが大切なのだ。
歯を食いしばって、一歩また一歩、前へ踏み出すしかない。
不屈の負けじ魂で勝ち進むのだ。
  
働くとは「はた楽」
つまり「はた(そば)の人を楽にすること」だと、聞いたことがある。
いかなる職業であれ、自分の立場を通して人々に喜ばれ、社会に役立っていこうという真心と誇りがあってこそ美しい。
その真心と誇りから生まれる熱心さこそ、重い仕事をも軽くし、楽しい心をもって働く力なのだ。
  
仏法は「即社会」である。
「即職場」「即地域」であり、「即家庭」となるのである。
「即」とは、信心の一念だ。
人生は、さまざまな困難の連続である。
しかし、信心の上では決して負けない。
一歩も退かない。
この一念が、「即」人生の勝利、社会での勝利を開くのである。
  
人間だれしも、自分自身から逃れられない。
どんなに環境を変えてみても、自分自身が変わらなければ、何も変わらない。
自分自身が幸福をつくるのだ。
福運をつけていくのだ。
人間革命しかない。
わが胸中に希望の火を赤々と燃やしながら、人間革命の大道を朗らかに進もう!

大小さまざまなビルが、はるか遠くまで林立していた。2000年(平成12年)11月、池田大作先生が、目覚ましい発展を続けるシンガポールの街並みを撮影した。
今月には、社会部、専門部、また団地部、農漁光部が結成45周年を迎えた。
社会本部、地域本部の友は“職場や地域でなくてはならない存在に”との指針を胸に、それぞれの使命の舞台で勝利の実証を示している。
池田先生は呼び掛けた。「今いる地域で、職場で、堂々たる柱となり、光り輝く存在となっていただきたい」と。
いよいよ創立の月。創価の旗を堂々と掲げ、今いる場所で信頼と共感を広げていこう。