「行動の人」が壁を破る(2019年2月3日)

人生の価値とは“記録への挑戦”から生まれる。
自分のこれまでの最高記録を、どう更新し、書きあらためるか。
その“挑む”姿勢から、勝利と満足の人生が開かれていく。
ゆえに、一人一人が、何らかの“わが新記録”をつくり、積みかさねていかねばならない。
記録は次々と打ち破られ、ぬり替えられてこそ意味がある。

大事なことは、常に前進の方向へ一念を定めることである。
壁を乗り越える挑戦が、自身の境涯を確実に広げていく因となることは間違いない。
戦えば必ず生命は変わる。
宿命は絶対に転換できる。

どのような逆境にも打ちひしがれず、祈り、戦っていること自体が勝利であり、何ものをも恐れない仏の姿なのである。
日蓮大聖人は、自らを「法華経の行者」と言われた。
行者とは行動の人のことであり、行動してこそ、真実の仏法者である。
風が吹けば波が立つように、行動を起こせば状況は変化する。
行動は壁を破り、自分の境涯を開く力である。
行動の人には、あきらめはない。
行き詰まったように見えても、行動のなかから、常に新しき道が開かれるからだ。

第一歩を踏み出さなければ、目的は達せられない。
まず「行動」だ。
「一歩」を踏み出すことだ。
「前進」即「勝利」である。
大事なのは「今この時」である。

明2020年「東京オリンピックパラリンピック」のメイン会場となる新国立競技場。
本年11月末の完成へ、建設が着々と進む。先月8日、池田大作先生がシャッターを切った。
学会の「伝統の2月」。
その淵源は、第2代会長・戸田城聖先生から東京・蒲田支部支部幹事に任命された若き池田先生が、同志への激励を重ね、2月の1カ月間で支部201世帯の弘教という金字塔を打ち立てたことにある。
池田先生は「二月闘争」を振り返りながらつづった。
「いずこであれ、一人立つ勇者が現れれば、必ず広布の火蓋は切れる。
いかに困難であっても、そこに奮闘する友がいる限り、一人を誠実に励まし抜く。これが壁を破る鉄則だ」と。
さあ、勇気の対話で友情と信頼の絆を結び、自身の“拡大の新記録”に挑もう。