きょうの聖教新聞 2006・7・25

★名字の言

▼企業の屋台骨を揺るがす不祥事の際、指摘される問題点の一つが社会的使命といわれるもの。企業の役割を問う根本的な事柄だ

▼何のために企業活動はあるのか。その問いの基本には人の命の安全や幸福といった視点があるべき。この大事な一点を見失わないことが重要だ

▼先日、空友会の壮年が航空機関士としての自叙伝を出版した。国際線乗務を含め飛行時間は1万4591時間。ラストフライトまで無事故を貫いた。大型機では、離陸時に100トンを超す燃料を積み、総重量は300トンを上回る。他のクルーと連携して安全に目的地へと飛び続けた31年だった

▼この人に忘れられない出来事がある。航空機関士の乗務が始まって間もない1971年の雫石事故だ。空中衝突により乗客・乗員162人全員死亡。殉職した航空機関士は顔見知りだった。事故後、現場に立った。検証のためか、小枝などにくくりつけた無数の白い荷札が風にサヤサヤと揺れていた。合掌する胸に無事故の誓いが生まれた

▼“原点”を持つ大切さは人生でも同じだ。何のため、を忘れた時、慢心になり心が乱れ、混乱と破滅に至る、と名誉会長のスピーチに。信仰者として常に自身の原点を確認し、磐石な軌道を歩んでいきたい。                                       ( 弓 )  

★広島 長崎 沖縄が不戦の誓い  
 8月6日、8月9日、「原爆の日」に被爆者追善法要
 3県青年部は伝統の平和サミット


★東京で世界平和祈念法要
 8月15日(火)の61年目の終戦記念日には、青年部主催の「世界平和祈念 戦没者追善勤行法要」 が、東京・新宿区の信濃文化センターで行われる。  

★第62回本部幹部会・青年部総会・関西総会 池田SGI会長のスピーチ

 颯爽と我らの夢=世界平和へ
 師子王の心で進め
 人生の真髄は師弟にあり
 女性の力は大地の力  不動の山も動かせる

★わが友に贈る

 新時代の焦点は
 「幹部革命」だ。
 傲慢を拝せ!
 皆を尊敬し
 大誠実の行動を!