きょうの聖教新聞 2006・8・15

★名字の言

▼日本語に置き換えにくいカタカナ語の一つに「アイデンティティー」がある。「自己同一性」「主体性」「帰属意識」「自分らしさ」などとカッコ書きされる。要するに「あなたは何者?」と問われた時の「答え」だ

▼が、国家や民族への帰属意識をことさら強調する社会は、危険な国家主義民族主義に傾きがち。違いを煽ることで隣国や異なる民族と紛争の泥沼に陥ってきたのが、20世紀の教訓だ

▼戦時中、日本の軍国主義と戦い、獄死した牧口初代会長は、一人の人間が、身近な地域に根差した「郷土民」であり、同時に国家に属する「国民」、また世界を人生の舞台とする「世界民(世界市民)」でもあると主張した。郷土と世界に帰属意識を広げ、国家悪に流されない精神の基盤を築くためだった

▼戦後の学界の前進は、その師の精神を受け継ぐ戸田第2代会長が、獄中で「われ地湧の菩薩なり」と感得したところから始まる。経典に説かれた、人々の幸福に尽くす「地湧の菩薩」という人間像ーこの恩師の確信を今、池田SGI会長は190カ国・地域へと広げた

▼「あなたは何者?」に「われ地湧の菩薩なり」と答える陣列の拡大が広宣流布である。こうした普遍的で能動的な精神性が平和建設の土台になる。 ( 香 )

★北欧 デンマークで平和式典
  61回目の広島「原爆の日」の8月6日、北欧のデンマークで「ヒロシマ・デー」の平和式典が開催  された。池田SGI会長、スワミナサン博士、クリーガー所長がメッセージ贈る。

★全国の学会墓苑・納骨堂  お盆に真心の回向
  中国墓苑  来園者が100万人(開園10周年)

  8ヶ所の墓苑、すべての納骨堂で  新規使用希望を受付

★名誉会長 盂蘭盆の意義を語る  下
  すべての戦争犠牲者を追善

★関西創価小学校が金賞
 第45回大阪府吹奏楽コンクールで、関西創価小学校のアンジェリック・ブラスバンドが見事22年連 続の金賞受賞

★わが友に贈る

  母と子が
  笑顔と幸福に
  光り輝く世紀を!
  それが世界平和の心。
  広宣流布の大道だ。