きょうの聖教新聞 2006・10・20

★名字の言

▼「僕の悪口を言う声がいっぱい聞こえてくる。助けて!」。恐ろしい形相で息子が突然、叫んだ。いつもと違う様子に、婦人は背筋が凍りついた。医師の診断は「統合失調症

▼不安で母の側を離れることができない息子。風呂に入る時でさえ、母はドア越しに「ここにいるから大丈夫」と声をかけ続けた。寝食を忘れ、夫婦で息子の回復を祈り続けた1年後、病状が落ち着いてきた

▼その矢先、今度は娘が「右腕が痛い」と。「骨腫瘍」だった。母は過酷な現実の中でも前を見続けた。1年余りで娘は退院。息子も発病して5年の今年、社会人としての一歩を歩み始めた

▼婦人を支えたのは、池田名誉会長の長編詩「偉大なる母を讃う」だった。「心が強くあることが/
自身の幸福の土台であり/家族を守り育む母の翼となる/だからこそ 母よ/徹して 強くあれ!/断じて負けるな!」

▼いかなる試練であれ、選択は常に二つである。「立ち向かう」か「退く」か。御書には「賢者はよろこび愚者は退く」(1091ページ)と。苦難に挑む「一念の強さ」が勝利の扉を開く

▼私たちの胸中には、どんな困難も打ち破る力が秘められている。そう強く確信し、一人一人が人間革命のドラマを綴っていきたい。 ( 芯 )

★中国 武漢大学  湖南大学に「池田大作研究」の新しき城
 大学首脳が出席し盛大に開所式
 アジアの池田研究は12機関に発展

★あの日あの時  5
 池田先生と信越  いちばん恩師を偲べる場所

★わが友に贈る
 配達員の皆様に感謝。
 黄金の一日は
 皆様とともに始まる。
 どうぞ健康で!
 どうぞ無事故で!