きょうの聖教新聞 2006・10・28

★名字の言

▼その「写真」と出会ったのは大学生の時だった。一人の人が斜め後ろから写っている。最初、何をしているのか分からなかった。説明文を読んで無意識に、居住まいを正していた

▼文字を読んでいた。目ではない。目が不自由な人で、文字は点字だった。指先でもない。舌で読んでいた。舌で文字を読んでいた。「舌読」という。ハンセン病回復者の人だった

▼感染力は微弱。薬で菌は容易に死ぬ。隔離の必要はない。それが世界の常識だ。しかし、日本では10年前まで、終生絶対隔離政策がとられた

▼後遺症で目が不自由な人もいる。手先が不自由な人もいる。病気ではなく、療養所での過酷な強制労働のために、指や手を失った人も多い

▼「文字が読みたかった。顔に、足に、読める場所を探した。額はどうか?読めない。あごはどうか?読めない。足の指はどうか?読めない。そして、舌に、読める場所を発見した」-ある回復者の証言である。多くの人が挑戦した

▼「活字文化の衰退」が言われて久しい。しかし、壮絶な命のほとばしりとして、文字を求める人々がいる。それを、忘れまい。衰退を嘆くのではなく、衰退に負けない文を書くこと、また語ること、そのための努力を誓いたい。( 哉 )

アメリカ サンフランシスコ市が宣言 10月5日「ダイサク・イケダ 平和大使の日」
 1960年 北米大陸への第一歩から46周年
 「SGI会長が わが市から始めた平和建設の偉業を賛嘆」

★11・18 創価学会創立の日を記念
  第60回広布功労賞を発表  栄光の勝利者の代表  2140人を顕彰
  「多宝賞」「SGI平和友好賞」「聖教文化賞」「地域貢献賞」の各賞が、「11・18」記念行事の衛星中継会場で行われる。

★全国代表者会議での名誉会長のスピーチ
 リーダーは 皆が「やりきった!」「楽しかった!」と言える名指揮を
 誠実に同志に尽くせ  生き生きと朝に勝て

★来月5・6日 全国で御書講義
 「新池御書」を研鑽

★わが友に贈る
 新聞長の皆様の
 深き使命感に
 最敬礼!
 偉大な前進 万歳!