きょうの聖教新聞 2006・10・29

★名字の言

飛鳥時代の工人は、木の特性を見抜き、右によじれる木と左によじれる木をうまく組み合わせ、左右のよじれをなくして直線になるようにしたという。法隆寺のヒノキが1300年ももったのは、この“木組み”にある

▼ある造園師の話。子どものころから植木畑の草むしりをしながら木の性格や個性を学んだ。「同じ木でも、植えた場所や日当たり具合によって性格が違います。木によって、剪定や植え替えの季節が違います」。木の特性を生かす時と場所がある

▼石積みの場合。器量のいい石垣は「すべての石が、大き石も、小さい石も、全部がお互いに手を結び合って強固なスクラムを組んでいる」と言う。収まるべき場所に収まり、お互いの長所を生かすと、強固な石垣となる(渡辺文雄著『仕事の原点』)

▼中国の古典『韓非子』に「物を役立てるに適所があり、才能を働かせるにも用いる所がある」(金谷治訳)と。これは、人材登用の大事な視点である

▼人は石垣、人は城。多様な人材と人材を、どう結び合わせるか。それによっては、短所も長所になるし、反対に長所をつぶしてしまうこともある。その人の持つ力を最大限、発揮できる適材適所の配置が、勝利への欠かせぬ要因である。 ( 敬 )

★池田名誉会長の世界の大学への道
  ケンブリッジ大学・オックスフォード大学
  指導者を育む「学寮」の伝統
  「人間」を鍛え「人格」を磨く青春たれ

★名誉会長がスピーチ
  創立記念日 祝賀協議会  創価の師弟は崇高

★わが友に贈る
 打って出よ!
 庶民の中へ。
 地域の中へ。
 太陽のような明るさで
 友に希望と勇気を!