きょうの聖教新聞 2006・11・17

★名字の言

▼10年前、「監獄島」と呼ばれた島から刑務所がなくなった。数多の人間から自由を奪った島ー南アフリカ共和国のロベン島は、人種が違うだけで差別された時代の象徴。人類の過ちを後世に伝える“負の遺産”として世界遺産になっている

▼17世紀、南アに白人が入植以来、島は流刑地とされ、19世紀にはハンセン病患者などの隔離所に。1960年、政治犯の刑務所が建設された。反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動の指導者・マンデラ前大統領の28年にわたる投獄の18年は、この島で

▼91年にアパルトヘイトが撤廃。5年後、島は監獄としての歴史を終えた。元刑務所は博物館として公開され、案内は収監されていた元政治犯が務めているという。島は有形として残せる。島の非道の歴史は、語り継ぎ、書き綴っていくとき、未来を照らす精神の遺産となる

▼62年前の今月、軍国主義による宗教弾圧で、牧口初代会長は殉教され、戸田第2代会長は2年間、獄中生活を強いられた。第3代の池田名誉会長も無実の罪で入獄。三代会長が権力の弾圧と厳然と戦った歴史こそ、忘れてはならない創価の魂、学会精神である

▼崇高な“精神の遺産”を歴史の鑑とし、後継の誓いを新たにする日が「11・18」である。( 涛 )

★あす栄光の11・18「創価学会創立記念日
 「偉大なる師弟」を世界が賛嘆
  名誉会長  尊き同志に和歌贈る

 <全同志に>
 勝ちゆけ
  恩師の叫びを
    胸に秘め
  君は悠然
    我は厳然

 <壮年部に>
 壮んなる
  正義の指揮とる
    御一家は
  三世に仏天
    幸福と護りが

 <婦人部へ>
 勝ちゆけや
  広布の法戦
    勝ち抜けや
  貴女は地湧の
    宝の城なり

★大ナポレオン展
 文化の光彩と精神の遺産
 12月2日開幕! ひろしま美術館で 明年1月14日まで

★わが友に贈る
 どうか風を
 ひかれませんように。
 生活のリズムを整え
 生命力を漲らせて
 共々に「創立の日」へ!