きょうの聖教新聞 2006・11・23

★名字の言

上方落語の大看板、故・橘ノ円都師。90歳で亡くなる直前まで、かくしゃくと高座を務めた。1965年11月の貴重な録音を聴いた。演目は「丙午」

▼「丙午」といえば、江戸時代あたりから「この年に生まれた女性は気性が荒い」などという、差別的な迷信が生まれた。もちろん、根拠はない

▼落語「丙午」では、登場人物が「そんなことは迷信です。あるべきこっちゃない(ことでではない)」とはっきり「丙午の迷信」を否定する

▼実は、翌66年が丙午だった。円都師は「丙午生まれ」の女性が、差別され片身の狭い思いをしないよう、この落語を選んだ。冒頭「この開けた世の中に、迷信ということが、どうもいまだに、止まらんようであります」と語り出す

▼日本社会の特質は「宗教嫌いの神秘好き」とも。「宗教なんて迷信さ」と言いながら、年や月・日の吉凶を気にする人も多い。釈尊は「結婚の日取りの占いはしてはならない。いい日にするから幸福な結婚ではなく、有徳の人とするなら幸福な結婚となる」(ディーガ・ニカーヤ、趣意)と述べている

▼「仏法と申すは道理なり」(御書1169ページ)。迷信、差別、偏見ーその根拠のなさを、賢明な眼で見抜き、真の「開けた世の中」にしたい。 ( 哉 )

★オーストラリアの名門 ティンブーンP-12校から SGI会長に人間教育名誉大使賞
  「日豪交流年」を飾る式典  関西創価学園
  ホーン教諭 世界に広がる創価教育の心 わが校との交流と友情に感謝

★ネパール 初のガンジー・キング・イケダ展
 ネパール語アカデミーのジョン総裁 3人の平和建設の魂を受け継げ!

★全国合同協議会 名誉会長 原田会長が出席
 明るく伸び伸びと心を大きく広げて
 人材城の大建設を

★わが友に贈る
 仏法は現当二世。
 今日より明日へ
 未来へ 世界へ
 我らは常に
 前進 前進だ!