きょうの聖教新聞 2006・11・22

★社説
    最も身近な理解者に真心で
 「一家和楽の信心」は学会の永遠の指針。家族の中に、未入会の伴侶や子どもたちがいる家庭も多い。たとえ自らは信仰をしていなくても、家族が仏法を実践することを理解し、喜んで応援してくれる人は、大きな福徳に包まれていく。それが仏法の原理である。入会をするか、しないかは仏縁であり、時が来ればやがて花を咲かせ、実を結ぶと決め、あせる必要はないし、苦しむこともない。
    「大切にする心」を言葉に
 大切なことは、家族の中で信心している「一人」の存在である。一つの太陽が昇れば一切が明るくなるのと同じように、家族や親族など周囲の人々をも救っていく。同じ屋根の下で生活はしていても、世代も性別も個性も異なる家族が、心を合わせて人生の幾山河を越えていくなかに、より強い家族のきずなも生まれる。
 職場や地域、そして学校など、息も詰まるようなストレスにさらされても、精神のより所となる温かい家庭に帰れば、心身の疲れを癒し、明日への意欲を取り戻すことができる。
 家族の中では、信仰の有無にかかわらず、互いに尊敬し合っていけるかどうかが大事なのではないだろうか。
 池田名誉会長は「家族のあり方は千差万別であり、時代と共に変化もする。ただ一点、家族を家族たらしめる不変の力があるはずだ。それは、『人を大切にする心』といえないだろうか。この心に育まれて、人は人となる。この心に支えられて、人は強くなれるし、優しくもなれる」と埼玉新聞の特別寄稿の中で述べている。
 きょう11月22日は、「いい夫婦の日」。この日にちなんで、夫から妻へ、妻から夫へ。ふだんは表わせない感謝と愛情を込めた言葉を贈る「60歳のラブレター」というパネル展が、毎年、催されている。子どものこと、親の介護、単身赴任や定年など、テーマはさまざま。長い年月を重ねた夫婦ならではの思いがつづられている。
  日ごろの誠実な対話から
 携帯電話やメールなどの道具は急速に普及している一方で、対話そのものは確実に不足している時代である。家族こそ、対話を復興させる源泉ともいえる。
 最も身近にいる、学会に対しての最大の理解者である未入会家族の方たちに、日ごろの感謝の思いの言葉に表わしてみてはどうだろう。和楽の家庭を築くための信仰である。家族も周囲の会員も、心の機微に触れる大誠実で、さらに理解と共感の道を開いていきたい。

創価大学は人間教育の大城
 教員試験の合格者6年連続200人突破  開学以来のべ4900人を輩出
 新総合教育棟、女子寮の計画進む
 12月2日 教育研究大会

★名誉会長 創立記念日を祝し同志に和歌
 君も立て
  我も立ちたり
    この勝利
  三世の果てまで
    笑顔で語らむ

 千万の
  勲章よりも
   偉大なる
  功徳に満ちたる
   三世の生命よ

 尊貴なる
  御書を開きし
   あまりにも
  尊き君等は
   仏なるかな

創立記念日 最高協議会での名誉会長のスピーチ  上
 「勇猛精進」こそ創立の魂 本門の弟子よ躍り出よ!
 天高く創価の万歳を
 一日また一日 一人また一人 友を励ませ 希望を贈れ

★わが友に贈る
 古い友人と仲良く
 新しい友人をつくろう。
 友情は生涯の宝。
 友情は平和の基盤。
 友情は真の幸福の砦。