きょうの聖教新聞 2006・11・29

★社説
      文化振興に寄与する民音の催し
 「文化交流が人間の絆をつくるとの考えは、とても重要です」先日、池田SGI(創価学会インターナショナル)会長へ「文化貢献栄光賞」を贈ったタイ王国文化省芸術局のアラック局長は、SGI会長の文化貢献の理念を讃えた。民音(財団法人民主音楽協会創立者SGI会長へ、顕彰・感謝状の授与が相次いでいる。
      120万児童らに一流の音楽
 1963年に産声を上げ、優れた芸術を世に届けてきた民音。年間のステージは約1300。海外交流も94カ国・地域となり、いまや日本を代表する音楽文化団体に。民音の推進委員、賛助会員の皆さまの努力あってこそである。携帯電話で曲を購入することもできる現代。音楽をはじめ芸術に触れる機会は増えた。だが、多くは利潤追求が先立ち、人々の心を豊かにするという芸術の本義は二の次にされている感は否めない。
 SGI会長は、かつて語った。「庶民が“下駄履き”で行けるコンサートをつくろうよ」民音はこの言葉のように、一部の独占物だった芸術を市井の人に伝え、文化の華を咲かせてきた。その端的な例が公益事業だ。楽譜やCDなど約30万の資料を利用できる音楽博物館。“若き指揮者の登竜門”とされる東京国際音楽コンクール(指揮)。アジア音楽を語るシンポジウムも挙げられる。
 とりわけ好評なのが「学校コンサート」だろう。一流の音楽家が演奏し、子どもたちに音楽の魅力を味わってもらう催し。約3700の小・中学校で、約120万人が鑑賞してきた。
 “本物の音”に触れる喜び。楽器を奏でる楽しさー学校コンサートに魅了され、音楽の道を志した子どももいるという。
 出演した著名なアーティストは語る。「幼いころから音楽に親しむことは、心の豊かさをはぐくみ、音楽性を伸ばします」「民音の多彩な取り組みが、多くの日本人の心の滋養となり、自然のうちに文化振興の土壌ができてきた」
         社会に根を張る交流を
 また大阪・京都での留学生音楽祭も伝統を誇る。「もっとお互いを理解し合いたい」「この音楽祭が世界平和への一歩に!」-留学生の言葉は、民音が世界の若者をも結んでいる事実を語る。
 20世紀最高のバイオリン奏者メニューイン氏は、「真の音楽は、私たち人間を全き存在として結び合わせる力を持つ」(別宮貞徳訳『人間と音楽』)と。
 “真の音楽“を奏で、人々の心を潤す民音。社会に根を張った文化交流を、ますます期待したい。

★メキシコ ベラクルス市が「創価学会の日」を制定
 訪問10周年を迎えたメキシコに信頼の花が咲き誇る。メキシコ湾岸最大の国際貿易都市ベラクルス市が、11月18日を「創価学会の日」に制定。

★名誉会長 創立の月を祝し全同志に和歌
 大いなる
  希望に生き抜け
    一生涯
   そこに勝利が
      栄光道が

 君もまた
  偉大な我が弟子
    忘れずに
  広布の先頭
      勇み進めや

 山を越え
  谷越え 川越え
    朗らかに
   忍耐王者は
    今日も勝ち抜け

 人生の
  目的知りたる
    君なれば
   意気軒昂と
    今日も勝ちゆけ

★名誉会長アルバム 対話の十字路 第49回チェコ ハベル大統領
 人間のために戦え! 言葉の力で!!

★創立の月 方面の代表が感謝と決意の句    四国の有志から
 永遠に
  師弟は不二の
     志国なり

★わが友に贈る
 広布の前進は
 会場提供者の
 皆様あればこそ。
 大福徳の御一家に
 皆で心からの感謝を。