きょうの聖教新聞 2006・12・2

★名字の言

奴隷解放の立役者といえばリンカーン大統領。しかし、イギリスで半世紀以上早く奴隷貿易が廃止され、そこに一人の青年の戦いがあったことは、あまり知られていない

▼トマス・クラークソン。ケンブリッジ大学の学生だった。論文大会のテーマに「奴隷制」を与えられ、調べるうちに、彼は思った。「もしこれが事実なら、誰かが終わらせなければならないのではないか」

▼彼は決然と立った。自らの論文を出版し、奴隷船の船員、医師の証言を集め始めた。脅迫文が届き、集団で襲われても怯まない。しかし彼が真に偉大なのは、情熱だけでなく「勝つ戦略」を持っていたことだ

▼署名運動、定期刊行物の発行、廃止運動のシンボルマーク、奴隷船の実態が一目で分かるポスターー彼の取った方法の多くが、今日のNGO(非政府組織)の運動のルーツになった。遂に奴隷貿易が廃止された時、彼は47歳になっていた。明年が200周年となる

▼歴史とは戦争や事件の羅列だけではない。希望の光源でもある。それは「不正はいつかは終わる」という希望であり「一人の人間に、世界をも変える偉大な力がある」という希望である。そして、その希望を世界に広げてゆくのが、創価の使命である。( 飛 )

★教育界の希望 創価学園が明年創立40周年
 東京「生徒第一」の建設計画を発表
 関西 新時代は磐石 高・中・小の校舎がリニューアル

★広島で大ナポレオン展
 広島美術館で 1月14日まで

★創立77周年へ 方面の代表が感謝と決意の句 東北の有志から
 師の恩に
   感謝 捧げむ
       人材城

★わが友に贈る
 年末を
 絶対無事故で。
 邪悪な嘘に騙されるな!
 賢明な前進で
 総仕上げを勝て!