きょうの聖教新聞 2006・12・24

★名字の言

▼「子どもとの会話が、“キャチボール”ではなく、“ドッジボール”になっていませんか?」。ある講演会での問いかけである

▼キャチバールは、相手に捕りやすい球を投げ、相手からの球は両手でしっかりと捕球しようとする。一方、ドッジボールは、どれだけ捕りにくい球を相手にぶつけるかが勝負。そして、球が飛んでくると、さっと身をかわす。別名「避球」。慌ただしい朝など、まさにドッジボールの応酬だったかと、反省しきりの一時だった

▼ところで、法華経方便品には、仏こそ、会話のキャッチバールの名手であることがうかがえる。衆生の悩みに応じては、教えを巧みに説き、言葉も柔らかで、衆生の心を喜ばせた、と

▼なぜ、そうできたのか。釈尊は、仏は豊かで深い智慧、つまり妙法を持ち、相手の幸福を願い切ったからだと述べている(『法華経方便品・寿量品講義』)

▼いま社会には、人に斬りつける凶器のような言葉、甘いだけで気力を奪う鈍器のような言葉があふれているように思う。その中にあって、友の幸せを祈り、言葉に勇気と希望を添える「対話」は、労作業といえよう。が、その一つ一つの心ある言葉のキャチボールこそ、社会を変えていく基礎になる。( 申 )

★池田名誉会長の世界との語らい 第15回アメリカの実業家 クリストファー・フォーブス博士
 「文は人なり」「大文人に己なし」
 「言論への信頼」を取り戻せ

★関西創価学園で伝統輝く第14回音楽祭
 創立者の「名誉学術称号202」を慶祝

★わが友に贈る
 学会活動は
 最高の健康方法だ。
 広布のための行動は
 何一つ無駄がない。
 すべてが大福運に!