きょうの聖教新聞 2006・12・23

★名字の言

▼2004年の春。メキシコ、カンクンでの国際感染症会議で驚くべき報告がなされた。この25年で開発された新薬の数1393。そのほとんどが、先進国で問題となる生活習慣病などのもので、発展途上国で問題となっている病気に関するものは、10余りしかない

▼「放置された病」という言葉がある。例えば、リーシュマニアという病気。発展途上国を中心に千万人以上も罹患し、毎年膨大な死者を出す病気だ。何故その重大な疾病が「放置され」ているのか

▼特効薬はすでに、1960年代に出来ている。しかし、先進国向けの薬のように、あまり利潤を生まないせいか、ずっと生産されず放置されていた。リーシュマニアには、別の薬が使われているが、1回2万円近くかかる高価なもので、すでに病原菌には耐性ができ、効かなくなりつつある。同様の「放置された病」が数多ある

▼希望もある。現状をなんとかしなければとの人々の志が結晶し、第1号として、40年以上放置されていた薬を、今年の9月から安価で製造しはじめたのだ

▼「蔵の財」より「心の財」。欲望の追求より志の達成。「自他ともに喜ぶ」文化・社会の鼓動は、確実に始まっている。 ( 哉 )

★台湾 南台科技大学が授与
 池田SGI会長に教育推進貢献賞

★全国最高幹部協議会を開催
 名誉会長がスピーチ   師弟は「弟子の勝利」で決まる

★平和の旅路  名誉会長の写真と詩  11

 富士の山
   皆の心に
    不二の山

★わが友に贈る
 いい人生を生きよ!
 師弟の道を一筋に
 幸福の人生を!
 正義の人生を!
 勇気の人生を!