きょうの聖教新聞 2006・12・29

★名字の言

ソクラテスは語った。-文字に頼ると、人は忘れっぽくなる。「自分の力によって内から思い出すことをしないようになるからである」(プラトン著『パイドロス』藤沢令夫訳)

▼人は、大事なことを「メモ」に記す。しかし、それで安心し、読み返すことをしない。だから、肝心なとき、役に立たない。自らの「心」に刻むーその努力は、やはりいつの時代にも欠かせまい

▼とはいえ、昨今のインターネット社会は、知りたい情報がすぐ手に入る。ややもすると“もの知りになった”と錯覚しがちだ。しかし、ソクラテスは指摘する。「知者となる代わりに知者であるといううぬぼれだけが発達するため、つき合いにくい人間となるだろう」(同)

ソクラテスはコンピューターなど知りもしない。が、知識と人間をめぐる洞察は、数千年を経てもみずみずしい。この事実こそ、ネット社会の利便性より、よほど感動的ではなかろうか

▼若き池田名誉会長は、戸田第2代会長のもとで学問万般を学んだ。「戸田大学」でメモを取ることは許されなかった。「命に刻め!」-それが師の厳しき訓練であったという

▼いよいよ「前進・勝利の年」へ!師弟の絆を命に刻み、創価の威光勢力を満天下に示しゆこう!( 順 )

SGI会長 エスキベル博士と対談スタート
 アルゼンチンの人道の闘志(ノーベル平和賞
 世界の識者と「50点目」
 「東洋学術研究」誌で新連載

★学会の教育相談室
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★わが友に贈る
 新しい未来が開幕!
 さあ太陽に向って
 勝鬨をあげよ!
 素晴らしい時代を
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