きょうの聖教新聞 2006・12・28

★名字の言

▼将棋駒生産量の約95%を占める山形・天童市で、将棋駒制作をしている伝統工芸士の桜井和男さん(雅号・菊水)。その駒は、プロ棋士のタイトル戦でも使用される最高級の「盛り上げ駒」。字が漆で盛り上げられ、制作に約2ヶ月を要する

▼桜井さんは「一つ一つの工程を完璧に仕上げてこそ“本物”は生まれます」と。例えば、彫った字を下地となる漆で埋め、乾燥させる作業を何度も繰り返す。ここで手を抜くと字のひび割れや、全体の仕上がりにも影響する

▼一つ一つに全力を注ぐか、わずかでも手を抜くか。ここに、一流と三流の違いがある。だからこそ、桜井さんには「常に高い志を持て」と後継者に訴える。最高の駒、一流の駒師を目指すなかで、“心と技”は磨かれるからだ

▼何事もそうであろう。どこを目指すか、いかなる目標を掲げるかによって、取り組む姿勢や努力は、全く違ってくるものだ。元大リーガーのオーランド・セペダ氏が創価学園の野球部の友と懇談した時、こう言った。「一番の失敗は、失敗を恐れること」と。どのようなことがあっても、前進、挑戦こそ、成長の糧である

▼いよいよ「前進・勝利の年」を迎える。“わが前進の目標、勝利の目標”を明確にして、飛躍の年にしよう! ( 心 )

★平和のために!世界が“池田思想”を探求
 メキシコ ディアス・デ・レオン大学で講演会
 中国 江西師範大学で連続講座  曽建平教授が講演 「世紀を超えた偉人に学べ」

★全国最高協議会での名誉会長のスピーチ 下
 勝利の花よ 師弟の大地に 咲き誇れ!

★名字の言
 すっきりと
 わが一念を定めて
 祈りから出発だ!
 「法華経に勝る兵法なし」