きょうの聖教新聞 2007・4・22

★名字の言

▼道ばたの景色が緑色を帯びてきた。歩道のわきに点在する地面や石塀のすき間に、芽吹いた野草が顔をのぞかせている。新生児のように柔らかく新鮮な若葉の緑が目にまぶしい

▼それにしても野草の生命力はたくましい。人の手を借りなくても自力で立ち上がる。逆境でもわずかなチャンスをとらえて伸びていく。詩歌に詠まれ、多くの人が野の草花に共感を寄せるゆえんだ

▼名を知られない無数の野草が力強く日々、それぞれの命を輝かせているように、人間の営みも、無名の庶民の底力で成り立っている。一部の政治家や権力者が歴史をつくっているのではない

▼歴史の原動力は無名の人間の中にあると、文豪トルストイも見ている。「歴史の法則を研究するために、我々は観察の対象をまったく変えて、皇帝、大臣、将軍などは放置して、大衆を動かす同質の、無限小の要素を研究しなければならない」(『戦争と平和』藤沼貴訳)と

▼学会は言うまでもなく庶民の団体である。広宣流布運動は、この無名の庶民の力で切り開く未聞の平和構築の戦いである。憎悪と戦争の歴史ではなく、信頼と平和の歴史を築く主人公が私たちだ。無名でも主体者、いや無名だからこそ力ある真の人間の歴史の主人公なのだ。( 弓 )

★池田名誉会長の世界の大学への道 11
 イタリア ボローニャ大学
 「精神の自由」の大城を守り抜け!

聖教新聞 創刊56周年 名誉会長が記念の和歌
 広宣の
   聖教 讃えむ
       永遠に
   諸天も諸仏も
       断固と守れや

★わが友に贈る
 「悪は多けれども
  一善にかつ事なし」
  大確信の連帯ほど
  強いものはない!
  徹して祈り走れ!

★台湾 3つの教育機関SGI会長を顕彰
 雲林県  鎮東小学校から「教育の光」賞
 雲林県  斗六中学校から「文化・教育の光」賞
 台北県  明志小学校から「感謝状」